中国政府、盗撮動画サイトの集中取締まりに着手
中国国家インターネット情報弁公室は、インターネットを利用してデマを流布する行為を集中的に取り締まる特別行動を4月下旬にスタートして以来、ネット上に飛び交う大量の偽情報を一掃し、デマをねつ造していた中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」ブロガーのアカウントやウェブサイトを閉鎖し、ネット上でデマをねつ造し流布したと見られる人物を取り調べて処分することにより、段階的な効果を得て、社会各界からの支持と評価を獲得した。同弁公室は、プライバシー保護など国民の合法的権益をより良く保護する目的で、国民のプライバシー権や名誉権などに関する「三類情報」の集中取り締まりを6月27日にスタートさせた。新華社が伝えた。
国家インターネット情報弁公室ネットワーク報道協調局の担当者によると、今回の集中取締まりの対象となる「三類情報」の内容は以下の通り。
1 虚偽名義や他人名義で開設したブロガー、微博ブロガーなどのアカウント
2 故意または随意にネット上に発信された、個人の通信方式、自宅住所、家族状況などの個人情報および盗撮した他人の個人的写真や視聴覚情報
3 事実に依拠せずに他人を攻撃、罵倒、中傷するような情報
担当者は、「これらの『三類情報』は、国民のプライバシー権や名誉権を侵害するだけではなく、ネットワーク環境を著しく破壊するもので、人々は極めて深い憎悪を抱いている」と指摘した。公安機関は、ネット上に飛び交う悪質なデマを見つけた場合、法律に基いて関係者の責任を徹底的に追求し、調査・処分の対象となった典型的な案件を社会に公開する方針。
関係者は、「国民のプライバシー保護に関する合法的権益の保護に務め、プライバシー権など国民の合法的権益を侵害するような行為は、例外なく、徹底的に追求・処分すべきだ」と強調している。国家インターネット情報弁公室など関連部門は、今後、デマ通報処理システムやデマ論駁システムなどの体制整備や虚偽情報・デマ伝播の抑制など、一連の措置を講じる方針という。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年6月27日