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中国の人口構造、2030年には逆ピラミッド形に (2)

■春節前の労働者不足は長期的兆候か
 
 李副院長によると、2000年に国勢調査が行われた際、2030年に人口のターニングポイントを迎えると予測されていたが、現在、その時期は大きく繰り上げられ、2015年にターニングポイントを迎えると予想されている。

 李副院長は、このターニングポイントをめぐり、今後、▽労働力の不足▽老年(高齢者)人口指数が急上昇する---という大きな変化が生じると分析している。

 労働力不足という点で、労働力の増加率は今後、年々低下し、最終的に減少に変わると見られている。李副院長は「近年、春節(旧正月)前になると、多くの出稼ぎ労働者が帰省し戻って来ないため、中国各地で労働者不足が生じているというのは、短期的なものでも、季節的なものでもなく、長期的な兆候」との見方を示している。

 一方、老年人口指数が急上昇するという現象も、深刻な問題で、政府のサービスや、家庭の構造、コミュニティーの構成、都市部と農村部の差など、多くの面に試練をもたらすと予測されている。

【用語解説】老年人口指数

  経済という観点から人口の高齢化の程度を見る指標の1つで、老年人口の生産年齢人口に対する比率。100人の生産年齢人口が、何人の高齢者を支えなければならないかが分かる。老年人口指数=老年人口÷生産年齢人口×100(編集KN)

 「人民網日本語版」2013年7月16日

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