中国人、多くのビジネスパーソンが休暇中にも仕事
休暇中に仕事をしている中国人はどれくらいいるのだろうか?レンタルオフィスのリージャスが行った最新の調査によると、中国のビジネスパーソンが休暇中に仕事をする割合は、世界平均を上回った。羊城晩報が伝えた。
リージャスが世界96カ国のビジネスパーソン2万6千人を対象に実施したグローバル調査によると、中国では30%が夏の休暇中に1日1-3時間仕事をすると回答、1日に3時間以上仕事をするとした人は30%に達した。休暇中の仕事量は平日をやや下回るのみとした人は55%だった。一方、世界全体では41%が休暇中に1日1-3時間仕事をすると回答、1日に3時間以上仕事をするとした人は17%、休暇中の仕事量は平日をやや下回るのみとした人は39%だった。
調査の結果、男性は進行中の仕事を中断するのが難しいことが分かった。中国人男性の60%は休暇中でも電話やメールへの返信、業務処理を含む通常通りの仕事をすると答えた。同様に通常通りの仕事をすると答えた女性も多く、49%に達した。中国では男女が共に休暇中も働くという傾向が見られ、休暇中も毎日1?3時間働くと答えた人は男性34%、女性25%に達し、休暇中に1日3時間以上働くと答えた人は男性33%、女性26%に達した。
リージャス東アジア地区総裁のHans Leijten氏は「世界各地で仕事に打ち込む人々に敬意を表する。相当な割合のビジネスパーソンが休暇中に仕事を行っており、中国でもその状況が普遍的となっている。一方で、これは仕事の過重負担や、仕事に対する不安感が反映されており、仕事の合間を縫って休みが取れない状況を示している。職場のプレッシャーがもたらす悪影響は多くの研究で明らかにされている。ゆえに、プライベートな時間をとることは重要だ」としたほか、「ビデオ会議やWiFiなどのハイテクノロジーにより、人は世界のどこにいても仕事ができるようになった。こうしたイノベーションを活用し、職員がよりフレキシブルかつ効率的に仕事ができるようにするべきだ。通勤日を減らしたり、家から近い場所で勤務することを許可すれば、職員は仕事の効率を高め、きちんと休暇をとり、心身をリラックスさせることができる」と指摘した。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年7月19日