北京、「あなたの知らない北京」をテーマに外国人観光客を誘致
北京市観光委員会や新京報社などは26日午後、国外観光局および航空会社駐北京支社の幹部らによる交流会を開催。参加者らは、北京市がいかに国際観光を発展させるかという問題をめぐって、「『あなたの知らない北京』をテーマにして、外国人観光客を呼び込むべき」などの提案を行った。新京報が報じた。
交流会では、海外の観光局や航空会社の駐北京支社の幹部らが、各国の観光資源や観光ルート、観光サービスにおける経験などを重点的に紹介したほか、北京の観光発展をめぐり、意見や提案を次々に提出した。参加者の多くが「北京は、世界でもトップクラスの観光資源を有しており、世界で最も集客力がある観光都市」との見方を示し、「入国手続きの面で、外国人観光客の便宜をさらに図ることを望む」という声が多かった。
スペイン大使館の観光新聞処の朱芳芳・経理は、「『あなたの知らない北京』をテーマにし、外国人観光客に、北京には故宮博物館や万里の長城、頤和園などの人気観光スポット以外にも、おもしろい場所がたくさんあることを知ってもらうべき」と提案。「それらの場所に北京の魅力が詰まっている」とした。
一方、同市観光委員会環境・公共サービス処の王清・処長は、「当委員会は、国内外の各航空会社との提携を非常に重視しており、さらに多くの航空会社との提携合意に向けて詳細を詰めている。航空会社がさらに多くの観光客を北京に呼び込むことを期待している」と語った。
中国人観光客を誘致するための各国の対策
中国人の海外旅行市場をめぐっては、各国がこぞって争奪戦を繰り広げており、各国の観光局も、中国人観光客の滞在期間を伸ばすために各種対策を講じている。