<企画>旧暦の「七夕」--中国の「バレンタインデー」
旧暦7月7日は、中国の伝統的祝日「七夕」にあたる。この祝日の主役が少女であり、「手芸や裁縫が上手になりますように」と願う習わしがあることから、「乞巧祭」または「女児節」とも呼ばれる。七夕は、中国の伝統的祝日の中でも、最もロマンチックな雰囲気が濃厚で、少女たちが最も大切にしている祝日でもある。七夕の夜、女性達は、「お裁縫が上手になりますように」と願い、「福禄寿(子孫繁栄・財産・健康長寿)」を祈り、織女を信仰し、敬虔で盛大な儀式を行う。乞巧祭は女性のための祝日で、織女は「紡織の女神」と崇められ、女性達は、旧歴7月7日の夜に、智慧と器用さが得られるようにと織女に祈願し、もちろん良い縁談が訪れることも祈る。
【中国の七夕】
■七夕の紹介
中国では、気候もよく、草木の香り漂う旧暦7月7日(今年は8月6日)の夜に節句の一つである七夕を祝う。この日はまた「乞巧節」、「女児節」とも呼ばれている。中国の伝統的な節句の中でも、特にロマンチックなこの日は、昔から女の子に最も好まれてきた節句である。>>>詳細へ
■中国各地の七夕の風習
中国浙江省の嘉興市(かこうし)には七夕「香橋会」と呼ばれるものがある。人々は毎年七夕の日に集まってきて、「香橋」と呼ばれる橋を作る。>>>詳細へ
■中国で七夕の日に食べる物
中国で七夕の日に食べるものとして最も有名なのは「巧果」、またの名を「乞巧果子」と呼ばれるお菓子で、その種類も非常に豊富である。>>>詳細へ
■七夕にカップルで行くお勧めの旅行先
古い神話である「七夕伝説(彦星と織姫)」の舞台は、民俗専門家による最新の検証の結果、山西省和順県と河北省ケイ台県の境にある天河山であることが判明した。>>>詳細へ
■七夕前夜に流星群が訪れる? 北京
国際流星機構(IMO)は「今年のペルセウス座流星群のピークは、北京時間8月12日午後9時15分から翌13日午前9時45分の間で、1時間に約100個の流星を観測できる可能性がある」と予測している。>>>詳細へ
■七夕消費ピークの中、元恋人からのプレゼントを売る人も
七夕を明日に控え、生花の花束、プレゼント、ホテルの客室予約がピークとなっている。恋人のいる人は、相手へのプレゼントに頭をひねる一方で、別れた恋人からもらったプレゼントの後始末に悩む人も少なくない。オンラインショップでは、多くの人が別れた恋人からのプレゼントを処分している。>>>詳細へ
■雲南省昆明市 街角で七夕のキスコンテスト
雲南省昆明市の街角では10日、カップルのキスコンテストが行われた。カップルたちは女性の足が地面につかないように様々なポーズで、力を使わないで済むようにキスをした。>>>詳細へ
■独身女性、「七夕の日だけの恋人」募集
「中国のバレンタインデー」の「七夕」にあたる13日(旧暦7月7日)、カップル限定の特別メニューを用意しているレストランも多い。恋人同士だけに与えられている特典を横目で見ながら、恋人のいない女性は、「ネット上でレンタル恋人を募集して、七夕だけ恋人同士に成りすます」ことを思いついた。>>>詳細へ
【日本の七夕】
○日本:「ロマンチックな伝説」は影薄く
日本の「七夕」は、中国の七夕をルーツとしており、「乞巧(手先の器用さ)」の風習・習慣が引き継がれ、一般庶民にとって大切な伝統的祝日となっている。七夕はもともと、陰暦7月7日にお祝いされていたが、明治維新以降、日本では旧暦の使用が廃止され、太陽暦の7月7日となった。>>>詳細へ
○日本人の七夕の祝い方
▽笹や短冊が街を飾る 女の子はゆかた姿
▽家の中にも七夕飾り
▽日本の七夕のメインイベント---願い事を書いた短冊を笹につるす
▽街の中で踊りながら歌う人々
【韓国の七夕】
○韓国:「飲食を重んじる」お祭り
韓国人文学者・崔南善氏の著書「朝鮮常識」において、「七夕はもともと中国の風習だが、その後韓国に伝来した。高麗第31代王の恭愍(コンミン)王は、モンゴル人の王妃とともに、牽牛星と織女星を祀り、その日に役人たちに俸禄を配った」と記載されている。>>>詳細へ
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「人民網日本語版」2013年8月13日