上海鉄道局と春秋航空が飛行機+高速鉄道プランを発売
上海鉄道局と格安航空会社「春秋航空」はこのほど、高速鉄道と飛行機をセットにした旅のプランを打ち出した。まずは、江蘇省の蘇州市や杭州市、無錫市、常州市、嘉興市の5都市と上海の空港を結ぶプランが開通する。航空会社のサイトで鉄道のチケットが購入できるのは、中国でこれが初となる。人民日報が報じた。
春秋航空の責任者によると、同サービスは鉄道と飛行機の両方を使わなければならない旅行者にターゲットを絞って打ち出された。目的地を決めた後、旅行者は春秋航空の公式サイト上の「空鉄快線」をクリックし、出発地と到着地を入力すると、鉄道と飛行機を組み合わせたプランが自動で出てくる。同サービスを利用すると、高速鉄道のチケットを割引価格で購入することができる。
旅行者にとって最もうれしいのは、同サービスを利用することで、旅行費を抑えられることだ。長江デルタを構成する蘇州市や杭州市、無錫市、常州市、嘉興市以外に、9月以降は崑山市や浙江省の寧波市、義鳥市、鎮江市、桐郷市、台州市、丹陽市、南京市、紹興市、安徽省合肥市など、15都市とも結ばれる予定だ。同サービスが実現すれば、上海から1時間ほどで上述の各都市に低価格で行くことができるようになる。
上海鉄道局はこれまでにも、中国東方航空や中国国際航空などと提携して、上海と北京を結ぶ「京滬高速鉄道」や上海と南京を結ぶ「滬寧都市間鉄道」、上海と浙江省を結ぶ「滬杭旅客専用線」などが走る「上海虹橋駅」を中心にした、飛行機と鉄道を組み合わせた商品を打ち出し、旅行者に長江デルタの便利なアクセスを提供してきた。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年8月14日