遼寧省撫順市、豪雨による大洪水で54人死亡、97人行方不明
14日から降り続く豪雨によって、中国東北部の黒竜江、嫩江、松花江などの河川は氾濫危険水位を超えた。今回の豪雨は長期間に及んでおり、東北3省の各地で過去に例を見ない激しい降雨となっただけではなく、遼寧省撫順市内の河川でも大洪水が発生、集落の家屋が瞬く間に流され、鉄道・道路・電力供給・通信などのインフラが全てストップした。19日12時の時点で、洪水・冠水災害により、撫順市内では54人が死亡、97人が行方不明となった。中国広播網が報じた。
豪雨と大洪水災害により、19日午後4時の時点で、遼寧・吉林・黒竜江3省111県(区・市)の住民373万7千人が被災した。死亡者は85人、行方不明者は105人に達し、36万人が一時避難した。倒壊家屋は6万棟、農作物の被災面積は78万7200ヘクタール、直接経済損失は161億4千万元(約2575億円)に及んだ。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年8月20日