「お見合いツアー」がホワイトカラーに人気
終わったばかりの国慶節連休中、中国のオンライン婚活サイト大手・百合網が企画した「お見合いツアー」が大盛況を呈した。お見合いツアーが独身男女に大人気となったのは、「連休中、帰省して両親に早く結婚するよう煩く言われるくらいなら、ツアーに参加した方がずっとまし」という心理が働いたためらしい。北京晨報が伝えた。
中国では、結婚適齢期にある独身男女は2億4900万人に上り、大きな社会問題となっている。独身者のうち、「伴侶を見つけることは難しい」と感じている人は90.3%に達している。
年齢別に見ると、配偶者探しの難度は、年齢とともに逆「U」字型の放物線を描いている。統計データによると、配偶者探しが難しいと感じている人の割合は、「1980年から1984年生まれ」が81.8%、「1985年以降生まれ」が80.2%と、これら両世代が年代別でピークに達した。
「配偶者探し難」の状況のもと、両親からの圧力に直面している独身男女は極めて多い。「子供に干渉しすぎる親が身近に多い」と答えた人は76.5%、干渉する内容は、「恋愛・結婚」がトップで78.2%を占めた。あるネットユーザーは、「毎年、連休が来ると、両親は必ずお見合いイベントへの参加を申し込む。だから、連休が始まると憂鬱この上ない」とコメントした。
お見合いイベント開催がピークとなった中秋節・国慶節連休期間、なかでも「お見合いツアー」が、都市に住む独身男女の間で超人気となった。百合網が全国各都市で実施したお見合いイベントのうち、「北京堤上草原お見合いパーティ」や蕪湖・長沙など各地へのお見合いツアーは軒並み、超満員の参加者で埋め尽くされた。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年10月14日