女性意識調査：「最も女っぽい口紅の色は？」8割が「赤」

　米国の人気コメディ・ドラマ「Two broken girls」新シリーズの放送がスタートし、ドラマのストーリーにはまる人や登場人物のファッションにはまる人さまざまだ。新シリーズで主人公のひとり・マックスがつけている真紅の口紅に、お洒落に煩い女性達の眼は釘付けとなっている。ふくよかな唇に真っ赤な口紅を差し、毒舌でまくしたてる女主人公は、多くのファンを魅了し、ネット上でも「真っ赤な口紅」ブームが再燃している。銭江晩報が伝えた。

　ここ数年最も流行している真っ赤な口紅は、どれくらい男性を惹きつける効果があるのだろうか？小規模な調査によると、例にもれず、杭州の女性も「真っ赤な口紅」支持派が多く、女性の8割が「最も女っぽい」と回答した。「赤い唇」の魅力は、全く衰えを知らないようだ。

○「最も女っぽく、セクシーな口紅の色は？」：女性の8割が「赤」を選ぶ

　マックスのつけている真っ赤な口紅がネットユーザの間で話題騒然となっている中、記者が小規模な調査を実施した。30人の女性を対象に、「赤・ピンク・オレンジの口紅、あるいは口紅なしのうち、どれが最も女性らしさをアピールできると思うか？」と尋ねた。

　結果は一目瞭然だった。彼女らの8割が、全く迷うことなく、「赤」と即答した。「オレンジ（15％）」がこれに続き2位、3位は「口紅なし（5％）」だった。女子が好きな「ピンク」は、意外にも人気がなかった。

　教職に就いている恵さんは、「ピンクは可愛らしさが強調され、オレンジはお洒落っぽい。だが、『セクシー』という点から見ると、赤の右に出る色はない」と話した。若い頃から口紅が大好きだったという恵さんは、ここ数年ますますその傾向が強まり、彼女のドレッサーには50本近くの口紅が並んでいるという。授業の時に赤い口紅をつけることはほとんどなく、自然な淡い色が多いが、決して真紅の口紅が嫌いという訳ではない。「普段はバッグの中に3本の口紅を入れて持ち歩いている。そのうち1本は必ず真っ赤な口紅だ。仕事が終わって遊びに出かける時は、この真っ赤な口紅を塗って、ちょっぴり『大人の女性』に変身する」と恵さんは話した。

　今回の調査から、同じような考え方をしている女性が非常に多いことが判明した。真っ赤な口紅を毎日使っている人は少ないが、これが、真っ赤な口紅が最も女っぽいという意見を揺るがす訳ではない。

○売れ行きが最も良い真っ赤な口紅、仕入量は他の色の3倍

　「女性は真っ赤な口紅がお気に入り」?杭州市内各商店の化粧品売り場での販売状況を見ると、これが真実であることが証明される。

　銀泰武林デパートの担当者は、「今年上半期、シャネルやボビーブラウンなどの有名ブランドを含む各ブランドの真っ赤な口紅は、完売となった。寒くなると、人々の服の色がどうしても暗くなる。真紅の口紅を差すことで、『画竜点睛』的な効果が生まれる。これからの季節、赤い口紅はますます売れるだろう」と話した。赤は「永遠の流行色」であり、特に真紅は、頬紅を入れなくとも、女性の顔に強烈な印象を残し、華やぎを与える。

　市場は最良の風見鶏だ。真紅の口紅が良く売れていることは、ブランドメーカーからの仕入量からも良く分かる。杭州大厦ショッピングセンターに入っているジョルジオ・アルマーニの店長は、「赤い口紅は、他の色の口紅より約3倍多く仕入れている。例えば、他の色の仕入れは各色5個から10個なのに比べ、赤色の口紅は30個、といった具合だ。最近、香港で品切れになった『ジョルジオ・アルマーニリップマエストロ』の中でも、最も売れた色は真紅だった。杭州でも今日ようやく発売されたが、すでに多くのお客様から問い合わせを受けている」と語った。