千葉県の麻雀博物館、中国側の移転先決まらず
千葉県にある「麻雀博物館」が「マージャンの都」と呼ばれる四川省成都市に移転される計画があると今年8月報道されたが、世界麻雀組織(WMO)の姚暁雷・事務局長補佐は19日、四川省の某企業が調印した契約を実行していないため、同計画が実現しない可能性があることを明らかにした。中国側は同博物館の移転先を新たに探すことになりそうだ。長江日報が報じた。
同博物館には、ラストエンペラー愛新覚羅溥儀の側近らによって使用されていた「五彩螺鈿(らでん)牌」や京劇の名役者・梅蘭芳が作らせた「遊竜戯鳳牌」など貴重な所蔵品約3万点が収蔵されている。同博物館の開館の発起人となった竹書房の野口恭一郎会長は2010年10月に亡くなった祭、「麻雀博物館を麻雀の発祥地中国に移転させる」という遺言を残しており、移転に関わる全権をWMOと中華麻雀試合組織委員会に委託していた。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年11月20日