青島の油送管爆発、死者48人に
青島開発区で22日午前2時40分、中国石油化工(シノペック)の油送管が破裂して原油が漏れ、地下排水溝を通じて海にまで流出した。午前10時半頃、油送管などの修理現場で相次いで爆発が発生し(両爆発地点は約700メートル離れていた)、道路の路面が大きく損壊したうえ、海湾に原油が流出して燃えた。23日午後5時時点で、すでに48人が死亡し、捜索・救難活動が続けられている。青島市衛生局の張華介副局長によると、重体、重症多数を含む136人が現在入院している。
青島市環境保護局の陳寧副局長によると、事故発生後、環境保護当局は緊急モニタリング計画をまとめ、事故発生時と周辺の大気や海水の質を継続的にモニタリングするとともに、回収した廃油の無害化処理を行い、二次汚染を防いでいる。
事故現場指揮部によると、爆発の衝撃は排水溝5515メートルに及び、市道複数、排水管、ガス管、水道、暖房供給管が損壊。現在当局が修復計画を策定している。
事故発生後、習近平総書記や李克強総理など中央指導者は直ちに重要な指示を出した。習総書記、李総理によって派遣された王勇国務委員は22日夜、事故現場に駆けつけ、党中央と国務院を代表して救援・事後処理活動を指導。入院中の負傷者を見舞い、犠牲者に哀悼の意を表し、救援活動を行う公安、消防、医療要員、および死傷者の家族に党中央と国務院の温かい配慮の気持ちを伝えた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年11月24日