2013年11月28日    ホームページに設定人民網モバイルニュース配信メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:13:03 Nov 28 2013

キュウリパックの保水効果は小さい 逆にシワが増加?

 キュウリは水分が多く、美を求める多くの女性が「天然のパック」として、薄切りにしたキュウリを直接顔にパックして保水している。このほど、13日連続でキュウリで顔をパックしたある人が逆にシワが増えてしまい、「キュウリでの保水パック」に疑問の声が挙げられるようになった。朝陽病院皮膚科の曹梅医師によると、新鮮なキュウリでパックする場合、時間は長すぎない方がよく、パックを外したらすぐに洗顔すべきだ。キュウリの上の粘着物が顔に残って、皮膚にシワを作る可能性があるという。北京晨報が伝えた。

キュウリで顔パック 逆にシワが増加

 北京晨報の記者はあるウェブサイトで、キュウリの顔パックを紹介する記事を数多く目にした。毎日の洗顔後に薄切りにしたキュウリを顔に敷きつめると、流失した水分を補い、肌を水分たっぷりにして瑞々しい肌が保てるという。しかしこのほどある女性がインターネットで、13日連続でキュウリの顔パックをしたところ、美容効果がなかったばかりか逆にシミやシワが増えたと明らかにした。多くの市民からも「10数日も使ったことはないが、時折試してみてもあまり効果がないように感じる」と、疑問の声が寄せられている。「キュウリには本当に保水作用があるのだろうか?」

5分だけパックし、すぐに洗顔を

 北京晨報の記者はこの件について北京朝陽病院皮膚科の曹梅医師に問い合わせた。曹医師によると、キュウリで顔をパックする時には時間に注意する必要がある。5分たったら顔から取り、すぐに水で洗顔する必要がある。パックの時間が長すぎると水分が蒸発して肌が一層乾燥してしまう。キュウリでパックする際に粘着物を長い時間顔につけていると、皮膚を縮めてしまう。キュウリだけではなく、新鮮な果物で顔パックをしても同じ問題が生じ、時間が長すぎても皮膚が果物の中の水分や栄養をたくさん吸収するということはなく、逆に水分を大量に蒸発させてしまう。「しかも水分やビタミンCの多い果物は顔のパックに使わないほうがよい。例えばビタミンCの多いキウイフルーツは、果肉が弱酸性で皮膚への刺激が強いため、肌が敏感な人は湿疹などができる可能性がある」。

果物による保水は食用がより効果的

 果物での顔のパックと人気商品のパック製品とのどちらが保水効果があるかについて、曹医師は「実際には大差ない」と語る。しかしパック製品は表面の「片状」物質が多いため、パック時に水を捉える役割が大きい可能性があるが、それ以外は直接果物などを顔にパックしても理論的には大きな差はないという。

 果物や野菜を顔に直接パックすると、どのぐらい吸収されるのだろう。曹医師によると、吸収できる量はわずかなため、直接食用したほうが保水効果はよいという。「体の水分が不足している場合、パックで顔から水分を補うのは不十分だ。顔を瑞々しく保ちたいのなら、体の水分量も十分必要だ。体が水分不足だと、顔の皮膚にも乾燥の症状が出る。美しさを追求したい女性は水分を多く摂って果物をたくさん食べるべきだ。パックだけでは補助的な役割しか果たさない」。(編集YH)

 「人民網日本語版」2013年11月28日

印刷版|コピー|お気に入りに登録
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
みんなの感想

名前

コメントを書く コメント数:0

   

最新コメント
  週間アクセスランキング
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古