ハルビン氷雪祭のツアー代金、軒並み上昇 黒竜江
中国の最北に位置する黒竜江省では、毎年恒例のハルビン国際氷雪祭が開幕した。複数の旅行社によると、氷雪祭を観に行くツアーの代金は、例年に比べてやや高くなっているが、各種サービスの価格は全て、明確に表示されている。専門家は、「ツアー客は、ツアーに申し込み、旅行契約を結ぶ前に、どのようなサービスがツアー代金に含まれるのかをしっかり確認した方が良い」と提案している。新華網が伝えた。
ハルビン市の某旅行会社の孫マネージャーは、次の通り語った。
「観光法の施行後、確かに観光市場の秩序は規範化された。観光地も我々旅行会社も、ツアー催行にかかる費用を計算し直した。サービスの内容によって差はあるが、大体50元から200元コストアップした。これまでは、観光ガイドが客を連れて来るのを当てにして、強制ショッピングなどの『ブラックゾーン』で利益を得ていたが、今はそのようなやり方は通用しなくなった。『ブラックゾーン』での利益が無くなったため、旅行社が出しているツアー代金はやや高くなったが、費用の内訳は軒並み透明性が高く、消費者が何にお金を払うのかも明明白白だ」。
業界専門家は、「黒竜江ではこの冬、超低価格で販売されている『氷雪観光・ランチ・バス代込みの一日ツアー』は姿を消した。ツアー代金の内訳が透明で、ツアーによってそれほど差がない情況においては、『サービス』や『活動』の内容や質そのものが、観光ツアーの主な競争ポイントとなるだろう」と指摘した。
孫マネージャーは、「消費者が氷雪観光ツアーを選ぶ時のポイントは、まず、ツアー代金が『全て込み』なのか否かに注目することだ。次に、サービス内容が自分のニーズに叶うかどうかを検討する。正式に申し込む前に、ネット上でハルビン氷雪祭の見どころをチェックしておくと良い。そして、最も大切な点は、正式にツアーを申し込む際に、客側の合法的権益が法的に守られるかどうかを事前確認することだ」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年11月29日