間近に迫った旧暦甲午(きのえうま)年は「うるう年」で、「うるう9月」が発生する。つまり、9月が2度あるということだ。旧暦2014年は、新暦(太陽歴)2014年1月31日から2015年2月18日までの計383日となる。北京晨報が伝えた。
「友人たちへ:バースディプレゼントは2回用意してね」――。2日、「今年、旧歴9月生まれの子どもは、誕生日を2回お祝いしてもらえる」というタイトルの微博(ミニブログ)が多くのネットユーザ―に注目された。だが、民俗学の専門家は、「うるう月はあくまでもうるう月で、『9月』と『うるう9月』とは別物だ。9月生まれの人が、誕生日を2回迎えるという訳ではない。だが、『うるう9月』が発生する頻度は極めて少ない。前回は1832年で、この次は2109年まで来ない」と指摘した。
太陽暦では、地球は太陽の周りを1年かけて公転する。通常は365日、うるう年は366日だ。一方、中国伝統の旧歴では、月の満ち欠けの周期を1カ月としており、1カ月は約29.5306日、12カ月は354日または355日と、太陽暦より11日短い。両者の差を調整するため、旧歴では「うるう月」を設けるという方法を採用している。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年1月3日