北京首都国際空港宅配サービスカウンターがこのほど、正式に営業をスタートした。このサービスカウンターは、旅客の声に応え、3つある空港ターミナルビルのセキュリティチェックカウンター前にそれぞれ増設された。北京日報が報じた。
中国民用航空の関連規定によると、旅客は、ライターやマッチなどの禁止物品や容量100ミリリットル以上のボトルに入った液体物を機内に持ち込むことを禁止されている。この規定により、首都空港の検査場では連日、高級化粧品、ライター、スイス・アーミーナイフなど機内への持込みが禁じられ、受託手荷物として預けなおす時間がなかった物品が大量に押収される。これらの物品が空港に保管される期間は限られており、北京にめったに訪れない旅客や、北京を発って長期間戻って来ない旅客にとって、保管期限までに押収された物品を取りに行くことは至難の業となる。そこで、首都空港は、順豊エクスプレス社の宅配カウンターを設置、このような旅客のニーズに応え、旅客が機内に持ち込めなかった物品を自宅に返送し、旅客の財産が損害を被るような事態を回避する措置を講じた。
順豊エクスプレス首都空港宅配サービスは、国内31省(自治区・直轄市)の300余りの大中都市と1900あまりの県級市(県・区)をカバーし、シンガポール、韓国、マレーシア、日本、米国向け海外宅配も取り扱う。宅配料金は、市街区の料金と変わらず、より簡便でスピーディなサービスを空港客に提供する。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年1月6日