2014年1月6日  
 

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寒い冬、加熱して食べて良い果物は?

栄養士:「リンゴ・ナシ・バナナはOK」

 2014年01月06日16:20
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 微博(ウェイボー)に最近投稿された「果物は、加熱して食べても栄養価は損なわれない」というコメントが、微信(スマホ用チャットアプリ)で急速に広まった。投稿には、「水で煮る、電子レンジでチンする、さらには油で炒めるなど、寒い冬でも、果物をさまざまな方法で食べることができる」と書かれており、ネットユーザーの間で議論の的となった。「加熱して食べるのに適している果物は?」「具体的な加熱方法は?」「加熱しても栄養価は損なわれないのか?」といった問題について、専門家に話を聞いた。中国江蘇網が伝えた。

○話題の「果物を加熱して食べる」は、すでに多くの人が実践済み

 投稿には、さまざまな加熱方法が紹介されていた。例えば、ナシやサトウキビは水煮が適している。ナシは体を冷やすため、冬の間は加熱して食べるのがベストだ。ミカンは火であぶって食べることができるが、皮を剥いてからあぶると果汁が無くなってしまうので、皮を剥かずにあぶること。バナナやリンゴは焼いて食べることができる。これらに含まれるカリウムやマグネシウムなどのミネラルや食物繊維などの栄養素は、加熱で失われることはない。

 この投稿は、たちまちネットユーザーの間で話題になった。「加熱支持派」のあるネットユーザーは、「ミカンを火であぶると、大変美味しくなり、娘の大好物です」と自らの体験を紹介した。またある人は、「卵炒飯を作る時にリンゴも一緒に炒め合わせると、革命的な美味しさになる」と自慢のレシピを公開した。「加熱して食べると、胃が温まる上、栄養も損なわない」とする人もいる。一方、「加熱懐疑派」も少なからずいる。あるネットユーザーは、「フルーツを焼くなんて、信じられない!」と、理解に苦しんでいる様子。またある人は、「こんなレシピは、『ブラックリスト』に入って当然じゃないの?」と疑いの色を隠せない。このほか、「大学の学食で、かつて『フルーツ炒飯』というメニューがあったと噂に聞いていたが、あり得る話かも」というコメントもあった。 

○一部の果物は、「水煮」や「電子レンジ使用」で加熱食が可能

 沁陽市人民病院栄養科の臨床栄養士・夏天氏は、「果物を食べる時、全ての人が加熱して食べる必要がある訳ではない。胃腸など内臓が弱い人や冷え性の人、高齢者は、寒い冬の間は果物を温めて食べる方が良い。体に熱をためやすい『熱体質』の人は、温めて食べる必要はない」と指摘した。

 夏氏は、以下の通り説明を続けた。

 果物には、炭水化物、ペクチン、ビタミンなど様々な栄養素が含まれている。このうち、ビタミンCとビタミンEは、加熱のプロセスで損なわれやすい。リンゴ、ナシ、バナナ、パイナップルなどに含まれるビタミンの量は、本来それほど多くないため、加熱してもほとんど影響はない。それどころか、ナシのスープ(雪梨湯)は、喉の痛みに効く食療レシピとして知られている。一方、キウイフルーツ、ミカン、ブンタン、イチゴなどは、ビタミン含有量が多く、加熱によってビタミンが破壊される。このため、加熱の温度は50℃前後にとどめ、電子レンジでほんのちょっと加熱するか、ぬるま湯で温める位にしておいた方が良い。油で炒めるなどの方法は、可能な限り避けるべきだ。(編集KM)

 「人民網日本語版」2014年1月6日

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