2014年1月16日  
 

中国の夢健康知恵袋 企画集 日本からニイハオ!

Apple新浪騰訊人民微信RSS
人民網日本語版>>社会・生活

中国のパスポートでは貧しい国にしか行けない!? 外交部が回答

 2014年01月15日17:33
  • 分かち合うへtwitter
  • 分かち合うへyahoo
  • 分かち合うへsina.com
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com

 昨年、国外に出国した中国人の数は延べ約1億人に達し、中国外交部(外務省)が調整を図ったり、海外の大使館や領事館に保護を要請した問題も4万件以上に上った。そして今、多くの人が海外旅行に向かう春節(旧正月。今年は1月31日)を間近に控えている。北京青年報が報じた。

 中国のネット上では、中国のパスポートでは、ビザなしで滞在できる国が少なく、あったとしても貧しかったり、国内情勢が混乱している国ばかりだという不満をよく目にする。その原因について外交部領事司の黄屏・司長は、「中国はこれまで長期にわたって、人口が多く、経済発展も遅れていた。旅行やビジネスで海外に行く中国人は比較的少なく、不法移民という問題も少なからず存在していた。そのため、色眼鏡で中国人を見、あまり歓迎しない国も多く、中国人向けのビザ政策は『危険防止』、『抑制』を主にしていた。提出しなければならない資料は多く、審査が厳しく、手続きも面倒。普通のパスポートを所持しているだけで、かなり多くの国にビザなしで入国できる国と比べると、中国人の出国は確かに不便だ。しかし近年、中国が急速な発展を遂げるにつれ、旅行や留学、ビジネスのために海外に行く中国人が増加し、渡航先国の関連の産業の発展に大きく貢献するようになった。そのため、中国人に対する見方を変え、歓迎する国も増加している。ただ、長年の間に形成されたビザ関連の政策は、移民関連の機構や税関など多くの機関が関係し、時には法律を変える必要さえ生じるため、時間が必要。一夜で全てを変えることはできない」と語った。

 黄司長はまた、「近年、我々は国民がスムーズに出国できるよう惜しまず努力してきた。今後は、さらに信頼を築くと同時に、疑惑を解き、国民同士の交流がウィンウィンにつながるということを、関係国に伝えていきたい。また、今ある交渉の機会を利用して、関係国が中国人向けのビザ発行手続きを簡素化するよう促していきたい。さらに、不法移民を防止し、根絶するために、関係国との交流や協力を強化し、さらに多くの国と、ビザ取得の手続きを互いに簡素化し、最終的には普通ビザ相互免除で合意できるよう力を尽くしたい」とした。(編集KN)

 「人民網日本語版」2014年1月15日

関連記事

コメント

最新コメント