ある正真正銘の「土豪(金遣いが荒く品のない金持ち)」が昨年、ブラックダイヤモンド計26カラットを携え、英国リバプールに飛んだ。目的は、高級品のカスタムメイド(注文生産)に携わる世界的に有名な「スチュアート ヒューズ(Stuart Hughes)」で、名実ともに備わった「土豪仕様iPhone」を作ってもらうことだった。この贅沢の限りをつくした最高級品がこのほどお目見えし、1千万英ポンド(約17億1700万円)という値段がついた。人民網が伝えた。
高価なブラックダイヤが、iPhoneのホームボタンを覆っている。背面にあるアップルのロゴマークには、ダイヤ58粒が埋め込まれており、画面はサファイアで縁取られている。さらに、携帯本体は135グラムの純金製で、フレームには600粒のホワイトダイヤがあしらわれている。この史上最高値のiPhone 5は、ハンドメイドで9週間かけて完成した。
貴金属・宝石とハイテクの組み合わせは、各界土豪の大金の使い道として、新たなブームとなっている。スチュアート ヒューズは、対象がスマートホンであろうと高級ブランド車・銘酒であろうと、貴金属や宝石をあしらうことで、それら全てを超豪華な芸術品に仕立て上げる。また、仏高級ブランドBy Atelierは、腕時計の装飾技術をiPhone5sの表面装飾に取り入れ、ダイヤモンド、金、サファイア・水晶、ワニ皮などの高級材料をあしらっている。そのうち最も高価なものは、黒ワニ皮と金を組み合せたもので、価格は8万1千元(約137万円)。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年2月18日
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