北京時間25日夜、北京の張昕宇さん、梁紅さんは南極長城基地・紅房子(赤い家)前で、念願だった世界の果てでの結婚式を挙げ、28年の長い交際のゴールを迎えた。南極式場の現場には、同行した友人3人が南極の氷と雪のなかで服を脱ぎ、氷の海に飛び込み、絶え間なく自己にチャレンジし、世界を探求するカップルに、特別な祝福を捧げた。北京晩報が伝えた。
昨年7月5日、張昕宇さん、梁紅さんは大型帆船「北京号」で張さんの友人らと共に上海を出港した。彼らは大型帆船での渡航という最も挑戦的な道を選び、北半球のベーリング海、南半球の偏西風帯を越え、231日間、3万5千キロを航行して南極に到達した。航海中、彼らは北太平洋で荒れ狂う暴風の中で生き延び、ベーリング海の想像を絶する荒天と厳しい寒さ、そして無人島では米軍基地の残した軽油で運良く助かった。「北京号」が南極入りし、無線機が長城基地の電波をキャッチしたとき、クルーの目に涙を浮かべた。
航海中、張昕宇さんは自分のドキュメンタリー「ON THE ROAD」を一部の国々の首脳にメール送信し、梁紅さんが新婦となったとき、全世界に祝福されるよう願った。ドイツ、ポーランド、スウェーデン、ガーナなどの首脳から祝福の返信があった。ドイツのメルケル首相はフランスの小説「星の王子さま」の一節を引用し、二人の愛情は「愛はお互いに見つめ合うものではなく、同じ将来を夢見るもの」と英語で祝福した。
25日夜、大手動画サイト「優酷網」は挙式を生中継、張昕宇さんと梁紅さんの母親が中継中に二人を祝福し、また一日も早い無事な帰還を願った。
彼らのチャレンジは、ネットユーザー達にも祝福された。「Tonny蔡天奇」さんは、「幸せなお二人。愛情は時には本物のパートナーになり、冒険になり、一切を乗り越えるパワーとなる。北極で求婚し、南極で結婚する。本当に凄い」と讃えた。(編集HT)
「人民網日本語版」2014年2月28日