2014年4月2日  
 

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春の「上火」 中国医学の「火」の5分類の食事療法

 2014年04月02日08:23
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川貝雪梨スープ

 中国医学では「火」という概念で体内の「熱性」の炎症を形容している。「火」を病理ごとに「虚、実」の二大分類に分け、また異なる臓器の症状に基づき「上火」を「肺火」、「胃火」、「肝火」、「心火」、「腎火」の5種類に分けている。

 (1)肺火
気候の急激な変化が要因で身体が適応できないか、過労などによるもので、通常はカゼと同時に発生し、また食べ過ぎや厚着のしすぎでも「肺火」が引き起こされる。肺の「火」は主に痰のない咳や血の混じった痰、口や鼻の乾燥、発汗、不眠といった症状で表れる。

 【お薦めの食事療法:川貝雪梨スープ】

 作り方:川貝母10グラムをすりつぶし、梨2個は皮をむいて小さく切り、適量の氷砂糖を加え、水で煮て服用。

 「肺火」を鎮める重点:川貝母は「清熱潤肺」(肺を潤して熱を取る)の作用を持ち、肺の熱や乾いた咳などの症状を改善できる。梨は「生津」(唾液の分泌を促進する)、「潤燥」(乾燥を潤す)、「清熱」(熱を取る)といった効果がある。

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