2014年4月11日  
 

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専門家「虫よけアプリに効果ない」

 2014年04月11日15:19
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 気温が上がるこれからの季節、姿を現し始めた「蚊」に悩まされることも多くなる。インターネット上では、高周波で虫を追い払うとうたった「虫よけアプリ」を多く目にするが、2011年に中国メディアが検証を行ったところ、効果がほとんどないことが分かった。しかし今年、アップル社が運営するアプリケーションのダウンロードサービス「App store」でダウンロードできる「虫よけアプリ」は9種類から32種類に増え、有料のものも少なくない。南京市疾病予防コントロールセンターの鄭一平氏は、「新しい物には我々も注目している。現在登場している虫よけアプリの検証も行ったが、どれも効果はない。科学的理論と現実の生活には差があるもの」と指摘している。揚子晩報が報じた。

半径3メートル効果がある虫よけアプリが話題に

 最近、中国の多くのメディアが、広東石油化工学院のチームが開発した「默默無蚊」という虫よけ携帯アプリに注目し、蚊よけに最適と報道している。同アプリを起動すると、音や光を使った虫よけ、さらにタイマーなどの機能が使え、虫よけ効果のある範囲は半径3メートルという。虫よけアプリは現在、インターネット上でも人気を集めている。あるネットユーザーは、「これからは携帯で遊びながら蚊退治もできる。これで蚊に悩まされることもなく、うれしい」とつぶやいている。

 筆者も、数種類の虫よけアプリをダウンロードしてみた。音を使った虫よけ機能を使ってみると、携帯からさまざまな音が出、蚊を寄せ付けないとされていた。しかし、その音も大きくなったり小さくなったりと、ゆっくり休むことができず、実用的とは言えなかった。

専門家「虫よけアプリに効果ない」

 では、虫よけアプリに本当に効果があるのだろうか?同センターの鄭氏は取材に対して、「社会で登場するこのような新しい物に対して、当センターはいつも楽観的な態度で注目している。しかし、このようなアプリや商品の科学的実験も行い、本当に効果があるか検証したが、結果は思わしくなく、ほとんど効果がないといっていいほどだった。このような商品は、科学的実験と利用者の検証を経たうえで、普及させなければならない。この種のアプリはオスの蚊やコウモリが出す音など、蚊が嫌がる高周波音で追い払うとうたっている。理論上は問題ないが、現実の生活ではそれほど效果がない。理論と現実には差があるもの」と指摘している。

 鄭氏によると、蚊の活動が最も盛んになるのは6月と9月。虫よけアプリに頼らず蚊を退治したいなら、▽物理▽化学▽生物---の3種類の対策を併用するのが最も良いという。物理的には、網戸を設置し、夜来香(イエライシャン)など虫よけ効果のある植物を植えると良い。化学的には、虫よけスプレーや蚊取り線香を使うと良い。そして、生物的には、蚊の天敵を保護することだ。これらが最も効果的な虫よけの方法だ。(編集KN)

 「人民網日本語版」2014年4月11日

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