「北京地区ウェブサイト連合デマ情報打ち消しプラットフォーム」など複数の機関が11日、「2013年度迷惑ショートメッセージ報告」を共同で発表した。報告によると、ユーザーが報告した迷惑ショートメッセージのサンプル2億7千通を分析・推算したところ、中国の携帯電話ユーザーが2013年に受け取った迷惑ショートメッセージの総数は3千億通に達した。これらの迷惑ショートメッセージのうち、「偽装基地局」が携帯電話番号に随意に一斉メールを発信するという新手法が登場したことで、受け取ったユーザーが詐欺被害に遭う危険性が高まっている。人民日報が伝えた。
報告では、2013年に発信された迷惑ショートメッセージをめぐる変化すう勢・種類・電話番号の特徴、偽装基地局から発信されたショートメッセージ、迷惑ショートメッセージに潜む特徴などについて、分析している。総数3千億通あまりの迷惑ショートメッセージのうち、商品広告・販促に関するものが65%と圧倒的多数を占め、不動産広告が15%とそれに続いた。
迷惑メールを受け取ったユーザーを地域別にみると、2013年、迷惑メールの被害を最も多く受けたのは北京市民で、1日あたり2.22通の迷惑ショートメッセージを受け取った。河南、吉林、江西、上海、天津各地のユーザーがこれに続き、いずれも1日あたり2通以上受け取っていた。
また、報告によると、昨年末に実施された「迷惑ショートメッセージ」一斉取り締まりによって、2013年11月と12月の2カ月間、全国の携帯電話ユーザーが受け取った迷惑ショートメッセージの数量は5割以上減少し、減少傾向は現在も続いている。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年4月15日