就職情報サイト・智聯招聘はインターネットプラットフォームに発表された企業の募集人数やサラリーマンの履歴書送付件数の統計分析調査を基にして、今月22日、最新の人材需給報告書を発表した。今回の調査対象は国内28都市で、蘇州や南京など東部沿海都市が半数を占めた。企業が受理した履歴書の件数と発表された募集人数との比率を示す人材需給指数をみると、蘇州は61.1で、1人の募集に対して61.1の応募があったことになり、競争の激しさでは3位だった。新民網が伝えた。
各都市の給与水準をみると、上海が7214元でトップに立ち、2位の北京(6947元)を約300元上回った。深センは6819元で3位。4位から6位には沿海都市が並び、上から順に寧波(ニンポー)、杭州、広州となっている。蘇州は5544元で7位だった。(1元は約16円)
28都市の2014年春季の人材需給指数は45.2で、1人の募集に45.2人が応募したことがわかる。各都市の同指数をみると、トップは深センの71.1、2位は北京の64.1、3位は蘇州の61.1だった。昆明、寧波、福州は低く、最下位の3位を占めた。
智聯招聘蘇州使者の董小◆(「たまへん」に「攵」)さんによると、今回の調査によれば、14年に競争が最も激しい職業は▽財務、会計、税務▽ITの品質管理、テスト、配置管理▽ソフトウエアやインターネットの開発、システムインテグレーションの3系統で、競争指数は順に151、134.8、89.9と高い。トップの財務・会計・税務は1つの職をめぐって100人近くが争う状況で、競争が激しくなり白熱化しつつあるという。
また調査によると、14年に最も人気がない職業は▽病院、医療、介護▽証券、先物取引、投資の管理・サービス▽教育、研修の3系統で、競争指数は順に13.7、16.1、19.6だ。こうした職業にはある共通点がある。専門的な技能を身につける必要があり、需要が大きいという点だ。特に病院・医療・介護に関連した職業は、専門的な技能が必要なだけでなく、労働がきつい割には給与が低いことから、長期にわたり供給不足の状態が続いている。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年4月24日