ブラジルの熱帯雨林 |
ほとんどの中国人は、ブラジルについて、「神秘的で美しい土地」「熱狂的なサンバ」「サッカー常勝国」「ニュースで頻繁に取り上げられる『BRICs』のひとつ」などのイメージを持っていることだろう。では、ブラジルに旅行する際には、どんなうんちくを知っておくべきだろうか?広州日報が報じた。
2014FIFAワールドカップ(W杯)はまだ始まっていないのに、ブラジルの物価はすでに「急騰」しはじめた。決勝戦が行われるリオデジャネイロネイロでは、ホテルの宿泊料金がすでに1千元(約1万6千円)以上に跳ね上がり、ユースホステルでさえも、一泊400元から600元(約6500円から9800円)している。観光都市として有名なバルセロナの市街地でも、ユースホステルの一泊料金が100元(約1600円)を超えることはない。
ブラジルでは、一部日用品の価格が欧米先進諸国より高くなっており、生活用品の多くの値段が、中国の約2倍に上昇している。
また、ブラジル政府は今月7日、観光、商務、芸術スポーツ活動でブラジルを訪れる外国人に対し、今後はビザ取得を免除する旨の新法令を発表した。ただし、相手国が同様の優遇措置をブラジル公民に適用しているという条件付きだ。中国とブラジルは今のところ、外交旅券と公用旅券の所持者だけがビザ相互免除の適用対象となっているため、一般の中国人には、新政策の優遇措置は適用されない。
多くの観光客がW杯開催中のブラジルに殺到するのは、観戦のほか、W杯の雰囲気を楽しみたいというのが大きな理由だろう。多くの観光客にとって、W杯開催中がブラジル訪問ビザを最も取りやすい期間であることは間違いない。
W杯の開催期間中、ブラジル政府は、W杯用ビザ発給に関する特別措置を打ち出した。どの地域に住んでいるかに関係なく、W杯のチケット購入者は、ビザ取得手数料が無料となる。この特典を享受するための唯一の条件は、決勝戦が行われる7月13日より前にブラジルに入国することだ。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年5月19日