解説
- 中国人寿保険(集団)公司
- 「概説」
- 中国人寿保険(集団)公司は、中国最大の商業保険グループ。保険グループとしては中国で唯一総資産が1兆元を上回っている。中国市場最大の機関投資家の一つ。
中国人寿保険(集団)公司およびその子会社の2008年の保険料収入は3220億5200万元、中国の生命保険市場におけるシェアは約42.7%、資産総額は1兆2846億1100万円、運用可能資金は1兆1千億元以上。
中国人寿保険(集団)公司は大規模な国有金融保険会社で、本社は北京。前身は1949年に設立された中国人民保険公司。1996年、中国人民保険公司の下に中国人寿保険有限公司が設立され、1999年に中国人寿保険公司に改称。2003年、国務院の承認、および中国保険監督管理委員会の認可を経て、以前の中国人寿保険公司が再編され、中国人寿保険(集団)公司に名称変更となった。
中国人寿保険(集団)公司は8年連続で米フォーチュン誌が選ぶ世界企業500社番付に名を連ねており、2002年の290位から2009年には118位へと順位を大きく伸ばしている。また3年連続で世界ブランド500社にも入選、278位にランクインしており、中国の保険業で唯一の世界企業500社と世界ブランド500社のダブル入選を果している。傘下の寿険股フン公司は2003年12月にニューヨーク市場と香港市場で上場を果たした後、2007年1月に再び中国大陸部のA株市場に舞い戻った。これにより、大陸部市場初の保険関連株、またニューヨーク、香港、上海の3つの市場に上場を果たした世界初の保険会社となった。
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