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解説

中国南方電網有限責任公司


 「概説」


 中国南方電網有限責任公司(略称は中国南方電網、南方電網。英語はChina Southern Power Grid Co. Ltd.:CSG)は、国務院「電力体制改革方案」に基づき、2002年12月29日に上場し、運営を開始。経営範囲は広東、広西、雲南、貴州、海南の5省(区)にまたがる。

 本社には13の部局および南方電網電力調整通信センター、電力取引センター、技術研究センター、情報センター、年金センターがあり、その傘下には▽超高圧送電会社▽ピーク調整・周波数調整発電会社▽技術研究センター--の支社3社、▽広東電網会社▽広西電網会社▽雲南電網会社▽貴州電網会社▽海南電網会社▽南方電網国際公司--の100%子会社6社、控股南網財務公司、鼎和財産保険股フン有限公司(フンはにんべんに分)を置く。従業員数は27万3千人。2009年の販売電力量は5239億キロワット時、中国西部の豊富な電力エネルギーを東部の経済発達地区に送る電力プロジェクト「西電東送」の送電量は1156億キロワット時、売上高は3136億元、資産総額は4425億元。2005年に世界企業500社番付にランクインして以来、順位を年々上げ(累計131位)、2009年は185位。電力供給面積は100万平方キロ、供給人口は総人口の17.8%に当たる2億3千万人。2009年の南方5省(区)の社会全体の電力最大負荷は9590万キロワット、社会全体の電力使用量は6289億キロワット時。全国の発電ユニットの容量は1億6千キロワット、220キロボルト以上の変電容量は2億9600キロアンペア、送電線の総延長は7万6千キロ。遠距離、大容量、超高圧送電、直流・交流混合式の南方電網には、最先端の送変電技術が各種揃っている。南方電網は東南アジア各国と境を接しており、香港・マカオの電網と緊密に結びついていることから、独特の地理的優位性を備えており、同業他社に先駆けて海外展開に乗り出した。中国政府授権の大メコン河サブ地域における電力協力の中国側実行組織として、海外展開戦略を意欲的に進め、平和で安定した善隣友好の周辺環境づくりに貢献している。

 

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