解説

青島海湾大橋

「概説」

　青島海湾大橋（膠州海上大橋）とは山東省の青島市内と海を挟んで南西に位置する紅島区を結ぶ全長41.58キロメートルの海上大橋。2006年12月に着工、4年半の歳月を経て2011年6月30日に全線開通した。総工費は100億元（約1250億円）。2007年に世界最長となった中国の「杭州湾海上大橋」（36キロメートル）やそれまで世界最長だったアメリカの「チェサピーク湾ブリッジ」（27．2キロメートル）を抜いて世界最長の特大海上大橋となった。同大橋は中国が独自に設計、施工、建設し、知的財産権を持つ。

　同大橋の建設は、船の通行可能な3本の航道橋と2本の立体大橋およびそれにつながる道路の建設、黄島側の連結工事、紅島との連結工事を含む、大規模な橋梁群プロジェクトとなった。同大橋には都市高速道路8車線（うち上下6車線は高速道路と兼用）が通り、法定速度は時速80キロメートル、幅は35メートル。使用寿命は100年。

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