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南航日本支社長:中国の第一印象を決めるのは航空会社 (2)

人民網の単独インタビューに応じる呉国翔・南航日本支社長。

 ■高い人材現地化率 日本式サービスの採用を重視

 高い現地化率とそれに見合った企業マネジメント水準が、南航が日本市場で探り出したマネジメント面の強みだ。呉支社長によると、日本市場で事業展開する外国の航空会社の中でも南航は高い現地化率を誇る。南航日本支社の職員の9割が日本国籍だ。南航は日本進出後、日本式サービスの進んだ部分を積極的に学び、人材配置においても現地化を行った。サービス部門職員、営業職、客室乗務員の多くが日本国籍で、機内食や機内サービスの面でもできる限り現地の乗客のニーズを満たすようにしている。高水準の現地化人員構成は、相応の人的資源の整理統合があって初めて、高い効果を生じることができる。「日本支社のチームは南航全体でも優秀なチームだ。人材配置の現地化によって良いプラットフォームが築かれた。中国人職員と日本人職員は仕事の中で学び合い、促進し合い、一層の活力を喚起することができる。日本人職員は仕事の緻密さ、責任感、執行面で抜きん出ており、中国人職員は柔軟性や創造力の面で強みを持つ」。

 ■国際線を拡充 広州空港のハブ機能を積極的に強化

 南航は1995年に広州-大阪間の初の航路を就航させて以来、20年近くで東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、新潟、広島、仙台、富山に9支店を開設。2012年まで、日本支社は南航の海外機関で最大の規模を誇り続け、海外収入全体の10分の1を占めていた。これらは日本市場の規模が大きいことが関係すると同時に、南航自身の強みが日本市場で発揮されたためでもある。呉支社長によると、南航は2012年に中国民用航空総局が安全分野で唯一授与する「ファイブスター・ダイヤモンド賞」を受賞。累計安全飛行時間は1000万時間に達した。南航は近年、国際線の拡充を急いでおり、就航地の数でもフライトの頻度でもアジアトップだ。決して人気ではない地区もカバーしており、乗客により多くの選択肢を提供できる。

 呉支社長は韓国アシアナ航空機事故によって露呈した中国航空業界のハブ空港整備問題について「韓国・仁川国際空港を含め一部の国はハブ空港整備に早くから着手し、豊富なノウハウを持つ。こうした空港で乗り継ぎをする中国人乗客が少なくないのは確かだが、中国のハブ空港で乗り継ぎをする外国人観光客も少なくない。ハブ空港整備は国の経済戦略に関わる問題であり、1つの空港や航空会社で実現できるものではない。中国の航空会社は近年、広州白雲国際空港のハブ空港化を主要課題の1つと位置づけており、南航も積極的にこれを推進し、国際線を増やし、広州での乗り継ぎに外国人乗客を引きつけている」と説明した。

 航空会社は名実ともに国家間の交流の懸橋であり、人的交流に最も顕著な役割を果たしている。呉支社長は「個人が外国を初めて知る際、その国の航空会社や空港から始まることが多い。第一印象は非常に大切だ。どうすれば中国に対する良い認識を外国人に持ってもらえるかは、航空業界の者にとって重要な使命だ。南航日本支社はサービスの質のたゆまぬ改善と向上の過程でこの理念を堅持し、日本人乗客が初めて中国と触れ合い、中国のサービスを享受する際に素晴らしい印象を持ってもらえるようにしている」と語った。(編集NA)

 「人民網日本語版」2013年9月6日

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