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輸入商品の越境ECサイト、爆発的な成長の見通しも (2)

 ◆国内EC事業者の苦境打破に期待

 輸入商品の越境ECサイトは、熾烈な競争が展開されている中国EC業界の「新たな領域」となり、外国製品の中国市場進出に対して、これまでとは異なるネットワークの新ルートを開拓するとされている。業界内では、越境ECが中国EC市場の次の主戦場となり、国内EC事業者が陥っている苦境を打破すると予想されている。

 中国国内の越境ECサイトは多いが(蘭亭集勢、敦煌網など)、主に輸出事業に従事するECサイトであり、輸入事業を本格的に手がける専門的なサイトは多くない。海外ブランドの中国進出の意欲が高まり続ける中、輸入型越境ECサイトは絶好の発展チャンスを迎える。またモバイルネットワークの時代が訪れ、中国市場に根を下ろそうとする海外ブランドの需要がどこにでも存在する。贅沢品ブランドにせよ、海外の中高級ブランドにせよ、ネットから中国市場に進出する差し迫った需要を持っている。

 海外ブランドが商品を「上海跨境ネット通販サイト」に委ねれば、同サイトは商品が物流センターから消費者に届けられるまでの一連の問題(通関、関税申告、アフターサービスなど)の解決を支援する。消費者は同サイトで商品を注文すれば、後はただ待つだけでよい。これまでは購入代行サービスや海外のサイトを利用し購入した商品が、税関で差し押さえられるか罰金を科される恐れがあったが、同サイトが関税申告を担当することになる。またこれまでの購入代行は15−20日の物流サイクルを必要としていたが、同サイトはこれを今後2−3日に短縮する。

 上海匯力得電子商取引産業パークの浦永生董事長は、「同サイトのモデルは、現在の購入代行市場に存在する数多くの弊害をなくし、消費者の外国製品購入の需要を満たし、関税の申告漏れの問題を解決できる。これは新たな革新モデルで、現在の外国製品購入代行事業に代わる可能性がある」と指摘した。

 西遊列国の創業者である楊義華氏は、「中国EC発展の黄金の10年に多くの大企業が誕生したが、熾烈な競争が展開された。自由貿易区の発展に伴い、次の10年は越境EC発展の黄金の10年となる。輸入商品の越境ECサイトは2014−2015年に爆発的に発展し、1−2社の大企業が誕生し、中国EC発展の歴史における重要な節目となるだろう」と予想した。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年11月27日

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