北京モーターショー初日　日系新車も続々お目見え (4)

　▽レクサス　新SUV「NX」

　レクサスの新クロスオーバーSUV「NX」は、今回のショーで最も注目を集める世界初公開車になるとみられる。

　外観デザインはシャープで切れがあると同時に、ファッショナブルで印象的だ。内外装の装飾部品には重厚感がある。新しいLEDヘッドライトと走行灯が、先端的な魅力を備えている。ルーフの曲線はまっすぐ後ろへ伸びて、流れるような車体のイメージを作り出している。内装をみると、銀色の金属枠が計器板にしっかり埋め込まれ、SUVに特有の重厚感を醸し出す。中央のインストルメントパネルには新しいデザインが導入され、直感的なヒューマンマシンインターフェース（HMI）の操作システムが組み込まれ、科学技術の香りが満ちている。

　新NXシリーズには3タイプの動力モデルがある。ガソリンと電気を併用するハイブリッドシステムを搭載した「NX300h」、新たに開発された2.0リッターターボエンジンが搭載された「Nx200t」、自然吸気エンジンの「Nx200」だ。またNXシリーズにはレクサス初となるスマートフォンワイヤレス充電設備、タッチパネル式マルチメディア操作パネル、視界360度のモニタリングカメラ、フルカラーフラットディスプレーシステム、全速度対応のアダプティブクルーズコントロール（ACC）システムといったハイテク装備が搭載されている。