2014年5月15日  
 

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米国はドル覇権を自ら放棄すべき (2)

 2014年05月15日15:00
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 長い間、人民元上昇の相対的優勢はドルの持続的下落に由来するものだった。最近の人民元の持続的下落はまさにドル高の直接的反映であり、2005年の人民元改革以来26%近く上昇し続けたことの修復と見なすこともでき、人民元相場の市場化の必然的結果であり、政府による為替操作や介入は存在しない。ドル高傾向は明らかで、中国経済が高度成長を長期間継続することは不可能で、貿易黒字を拡大し続けることも不可能であり、外貨買取専用資金や政府の外貨準備を長期間高水準に保つことも不可能だ。このため、人民元の長期的上昇の基礎にも変化が発生する。人民元需給を決定する経済的基礎は基本的にバランスが取れているため、人民元の大幅な上昇や下落はない。為替相場市場化形成メカニズム改革の推進に伴い、将来人民元は世界の主要通貨同様に上昇することもあれば下落することもあり、為替相場に十分に柔軟な上下双方向の変動があることが常態となる。

 根本的に言って、世界経済の持続的発展には安定した国際通貨環境が必要であり、ドル覇権に依存しない、多元的な新型の国際通貨金融システムの構築が必要だ。

 現在世界の主たる通貨問題は人民元が過小評価されていることではなく、まさにドル覇権の問題だ。米政府の無責任で利己的な金融政策は、不可避的にドルの周期的変化を招く。世界唯一の主導的通貨であるドルの持続的下落や急激な上昇が世界各国の経済と金融市場に与える損害は誰の目にも明らかだ。米国の政治屋たちは他国の金融・為替政策を際限なく批判し続けるよりも、多元的な国際通貨制度改革を加速し、ドルの覇権的地位を自ら放棄し、責任ある金融政策を講じ、ドルの安定を維持し、世界各国と対等に対話し、為替相場や貿易関連の問題を協議によって解決した方がよい。何かというと批判し、圧力や制裁を加えるのは何の解決にもならない。(編集NA)

 「人民網日本語版」2014年5月15日

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