2008年12月9日    中国語版日本版
更新時間:09:05 Dec 09 2008

家電は3・4級市場に大きな可能性

 国家統計局中国経済景気モニタリングセンターは先日「中国家電業界(中怡康)モニタリング報告2008」を発表し、国内外の厳しい経済情勢の下、中国の家電業界も急成長から低成長へ転じ、今後2?3年で大きな試練に直面するとの認識を示した。同センターと北京中怡康時代市場研究有限公司が共同でまとめた「中国家電各級市場報告」は、1級市場と2級市場の家電保有率は飽和状態に近づいているが、3級市場と4級市場の家電普及率は比較的低く、大きな発展性があるため、家電会社はその重心を徐々に下げて市場開拓を強化すべきだとしている。

 ■新たな市場区分

 家電業界が日に日に成熟へ向かう中、統一的な市場区分基準の制定が急務となっている。今回合同調査チームは、中国家電市場の新たな区分基準を制定するとともに、各級市場のそれぞれの特徴について、詳細な分析を行った。

 これによると、中国の家電市場は4級に区分される。各級市場の行政区画数はピラミッド状の分布を呈し、各級市場の経済発展水準には大きな開きがある。1級市場は直轄市、経済発展水準の高い省都、地級市管轄区など計23の行政区画、2級市場は地級市管轄区を中心に計136の行政区画、3級市場は中等発展水準の県級市や県を中心に計510の行政区画、4級市場は経済発展の立ち後れた県級市と県の計1549の行政区画で構成される。

 各級市場間の都市部住民の所得格差が拡大し続けていることから、その消費特性にも著しい相違がある。06年と04年を比べると、4級市場の収入水準とその伸びは1級市場の50%前後しかない。1、2級市場は高齢化が比較的進んでおり、「シルバー市場」の潜在力が大きい。また、1人当たりの消費能力が3、4級市場より大幅に高く、この市場での勝敗はブランドの等級と全国市場における地位によって決する。最も激しい市場競争が行われているのもこの市場だ。

 家電購入状況を見ると、1・2級市場は家電保有率が飽和状態に近づいており、今後の需要は買い換えや人口の機械的な増加に負う所が大きい。3・4級市場は家電製品の普及率が比較的低く、大きな将来性がある。

 100世帯当たりの家電保有数は、1級市場から4級市場へと順次減少する。たとえばエアコン保有台数は1級市場が137台、2級市場が82台、3級市場が65台、4級市場が42台だ。ITデジタル製品の保有数と情報化のレベルでも、各級市場は同様に順次減少・低下の分布特徴を示す。1・2級市場の売れ筋家電のランクは明らかに3・4級市場を上回る。たとえばカラーテレビは、1・2級市場では液晶やプラズマに代表される薄型テレビが販売全体の半数を占めるが、3・4級市場ではブラウン管テレビが価格面の強みと技術改良のおかげで、今もそれぞれ64%、85%のシェアを占めている。この特徴は洗濯機でも明らかだ。1・2級市場ではドラム式洗濯機が急伸し、特に1級市場では売上高の40%を占めている。一方4級市場では、消費者は価格により敏感で、安価な二槽式洗濯機の売れ行きがまだ良く、販売台数の48%を占めている。

 ブランドに目を向けると、国内ブランドはコスト・販売ルート面の強みで3・4級市場で独占的な地位にあり、海外ブランドはその技術力やブランド力に依拠するとともに、全国展開する大手家電チェーンの助けを借りて、1・2級市場で攻勢をかけている。(編集NA)

 「人民網日本語版」2008年12月8日

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