平壌で3G携帯サービスが開通
第3世代携帯電話(3G)サービスの開通セレモニーが15日、平壌人民文化宮で開催された。平壌市では同日から3G携帯サービスが正式に始動された。
朝鮮遞信(通信)会社の朴明哲・総経理はセレモニーで、「朝鮮ではすでに、全国の各道市への光ケーブル敷設が完了し、通信網の高速化と大容量化が実現されている。各地の農村でも光ケーブル敷設が進められており、通信近代化の実現のための基礎が打ち固められている」と述べた。
朝鮮遞信会社とエジプトのオラスコム・テレコム社は07年、3G携帯通信ネットワークを共同建設するための契約を結んだ。平壌では今年5月、3G携帯サービスの試行が成功していた。
平壌で打ち出された3G携帯サービスは、2社の協力で行われる第一期プロジェクトとなり、12万6千人の使用が可能なネットワーク容量を持つ。3G携帯通信では、通話ができるだけでなく、ショートメッセージの送受信や映像・マルチメディアの配信などのサービスも利用できる。オラスコム社は今後、朝鮮側と引き続き協力し、このサービスを朝鮮の全土に広げていく構えだ。通信費も引き下げ、200万-300万のユーザー数実現を目指す。
朝鮮は02年、平壌と周辺地域で2G携帯サービスを打ち出したが、04年には一般庶民の携帯電話使用を禁止していた。平壌では現在、外国人だけに携帯電話の使用が許されている。(編集MA)
「人民網日本語版」2008年12月16日