2009年2月9日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
更新時間:13:21 Feb 09 2009

「西気東輸」第2パイプライン東部区間工事がスタート

 国家能源局によると、西部の天然ガスを東部に輸送するプロジェクト「西気東輸」の第2パイプライン建設工事はこのほど、国務院の承認を受けて、東部区間の工事が広東省深セン市でスタートした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

 2008年2月、新疆ウイグル自治区ゼン善市(県級市)、甘粛省武威市、寧夏回族自治区呉忠市、陝西省定辺市(県級市)の4カ所で第2パイプラインの着工式が一斉に行われ、西部区間の工事がスタートした。これにより世界最大のパイプライン工事である同工事は全面的実施の段階に入った。

 この第2パイプラインは、すでに建設された第1のパイプラインに次ぐ天然ガスの戦略的輸送ルート。計画によると、西部区間は09年末をめどに完成し、2011年には全線で操業を開始する予定だ。

 同局の責任者は「西気東輸プロジェクトの第2パイプライン建設は、当今の金融危機への対処や内需拡大をはかる上で象徴的な意義をもつ重要なプロジェクト。金融危機克服への信頼感を高めるのにプラスになる」と話す。

 08年11月、国は内需拡大と成長促進に向けた重要措置の実施を決定し、エネルギー分野でも一連の重要プロジェクトの実施を承認し、工事をスタートさせた。今回の第2パイプライン東部区間工事もこうした重要プロジェクトの一つだ。

 第2パイプラインの総投資額は1422億元で、沿線都市のパイプライン網建設に約673億元が投入される見込み。うち東部区間の幹線は全長2472キロメートルで、投資額は約930億元に上るものと見込まれる。

 同責任者によると、第2パイプライン工事の実施により、沿線の都市や郷・鎮の住民は生活の利便性が著しく向上し、エネルギーの利用スタイルが変わる見込みだ。天然ガスの供給保障能力も強化され、国内における天然ガスの需給問題をある程度効果的に緩和することが期待される。

 第2パイプラインは大陸部の14省・自治区・直轄市と香港特別行政区にまたがり、1本の幹線と8本の支線で構成され、総延長は8704キロメートルに達する。幹線は西の起点・新疆ウイグル自治区霍城県霍爾果斯から南の終点・香港まで全長4978キロメートルに及び、毎年300億立方メートルの天然ガス輸送が見込まれる。

 第2パイプラインは、三カ国にまたがって現在建設が進められている中央アジア天然ガスパイプラインと接続して、豊富な海外資源を国内に運び入れ、国内でのガス資源をめぐる緊急事態に備えるものとなる。操業がスタートすれば、沿線の中部地域や西部地域、長江デルタ地域、珠江デルタ地域などの天然ガス市場へのガス供給が切れ目なく行われるようになると期待される。

 ある専門家は「第2パイプライン工事はエネルギー構造の最適化、生態環境の改善、経済・社会の持続可能な発展の促進にとって重大で深い意味をもつものだ」と指摘する。(編集KS)

 *ゼン:「おおざと」に「善」

 「人民網日本語版」2009年2月9日

関連記事
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集
中日経済情報週刊(第15号)
北京のグルメ情報
【特集】温家宝総理の欧州訪問
【特集】「2008年中日関係10大ニュース」投票
【特集】外国人から見た改革開放30年
【特集】第12回中日経済シンポジウム

一覧へ


地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古