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更新時間:16:14 Feb 10 2009

相継ぐ通貨スワップ協定、人民元は「乱世の英雄」? (2)

 ▽人民元、真の国際化の道はなお遠い

 金融危機の脅威の下、米ドル使用の回避がアジア・太平洋各国にとって切迫した問題となっており、各国が中国との通貨スワップ協定を結ぶ際の重要な要因ともなっている。奚副主任によると、日本円を除けばアジア・太平洋地域には大量に流通し使用されている通貨がないこと、中国と周辺国家との貿易往来がますます頻繁になり、取引量もますます増加していることなどから、人民元を使用するようになるのは自然な成り行きだといえる。

 奚副主任はまた次のように指摘する。実際、各国・地域が中国と通貨スワップ協定を締結したそもそもの狙いをみると、人民元の地位向上を見込んでのものはごく少数だったが、その後の相継ぐ協定締結により、客観的にいって人民元の国際的な地位は向上し、人民元がこれから真の国際化を実現していく上でのさらなる土台作りが進められた。またこれは地域の経済協力一体化にとってもプラスになった。

 潘主任も同様の見方を示すとともに、次のように指摘した。周辺国・地域との通貨スワップ協定締結は人民元の国際化のために必要な小さな一歩を踏み出したに過ぎない。人民元の自由両替が実現しなければ、真の国際化ははるかに遠く、地域通貨の地位を確立するのも同じように難しい。ここ2?3年で自由両替が実現する可能性は低く、今はまだ人民元が真の国際化の道を歩む姿をみることはできない。

 シンガポール華僑銀行の謝棟銘アナリストによると、現在、中国は地域経済の安定維持において重要な役割を果たしている。中国には現在、高い貯蓄率や巨額の外貨準備という2つの秘密兵器があるが、中国一国の力だけで地域経済を引っ張って谷間から救い出すにはまだ条件が整っていない。当然ながら、人民元が地域のリーダーとしての地位を確立するための条件もまだ整っていない。(編集KS)

 「人民網日本語版」2009年2月10日

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