日産 金融危機への対応で2万人削減
日本の大手自動車メーカーの1つである日産自動車は9日、金融危機に対応するために、世界のグループ全体で従業員の8.5%にあたる2万人の人員削減を新たに行うことを発表した。今年3月期の連結決算が大幅赤字の見通しとなったため。
自動車市場の低迷を受け、日産は営業損益の予想をさらに引き下げ、赤字は免れないとしている。
昨年10月、日産は今年度の営業損益を5500億円の黒字から2700億円の黒字に引き下げ、今年の1月には数十億円の赤字にまで下方修正していた。
世界的な経済不況の中、日本の自動車業界は円高と輸出低下という衝撃に見舞われた。一度も赤字を経験したことのなかったトヨタ自動車も史上初の営業赤字を報告している。今年度第三半期にあたる去年10月から12月、日産は832億円の赤字となった。前年同期、日本自動車業界の3番手を誇る日産の利益は1322億円だった。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年2月11日