汚染ミルクの三鹿、資産競売へ 三元が参加表明
汚染ミルク事件で破産した三鹿集団の資産競売が4日に行われる。北京の乳製品大手・三元集団は3日、同集団と三元食品傘下の河北三元が「共同落札者」として競売参加の申請を行い、2億元の保証金を支払ったことを明らかにした。
三元集団の範学珊・董事長(党委員会副書記、三元食品董事長)が「共同落札者」を代表して、4日に石家庄で行われる競売に参加する。
範董事長によると、三鹿の資産総額は約8億元と見られ、臨時株主総会によって定められた最高落札額は8億8千万元という。落札額がこの額を超える場合、再度株主総会が開かれ、討論が行われる。
落札資金の調達方法について三元食品はすでに公告を発表、三元食品の実際の運営決定権を持つ三元集団と大株主らに対し2億から2億5千万株を発行して8億元から10億元を調達するという。ただし発行には中国証券監督管理委員会(CSRC)の調査・認可が必要となる。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年3月4日