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更新時間:13:39 Mar 06 2009

苦境に立たされた日本の「追いつき追い越せ」型経済 (2)


 内需低迷は長期にわたり日本経済の難題となっていたが、外需は今回の金融危機が発生するまで、日本経済を悩ます最大の問題ではなかった。また、外需は経済成長の主要な牽引力としての役割を果たさなかったが、経済成長を妨げることもなかった。2001年以降の最近の景気回復で、主な牽引役となったのは消費と投資で、輸出の貢献度は最も低かった。

 今回の金融危機で、アジア経済は初めて外需低迷の問題に直面したが、これはアジアの主要輸出国にとって貴重な教訓を得る機会となった。つまり、日本の教訓を通じ、外需牽引型の経済のより実質的な面と、金融危機が貿易に与えた新たなチャネルを理解することができた。

 この新たなチャネルを理解するなかで、まず、外需のGDPに対する寄与度をGDP統計で明確に説明することができないことが分かる。金融危機後、中国、日本などアジアの輸出国で、研究者や政策決定者は経済が驚異的な速さで悪化した状況について、不可解さを強く感じている。この原因はGDP統計が誤解を招いているためである。現行のGDP統計によると、外需のGDPに対する寄与度は主に純輸出のGDPに占める割合で表される。だが、問題はこのように簡単ではない。一時的な外需の落ち込みはGDP統計で明確に説明できるが、長期的・持続的な外需の低迷は予測要素を通じて企業の投資活動に影響を与え、経済に対し乗法的な影響をもたらすことになる。この場合、GDP統計は統計的な意義しか持っていない。

 また、貿易信用は金融危機が直接的に貿易に影響を与えた新たなチャネルであると言える。貿易信用、特に短期の貿易信用は他の資金調達チャネルと同様、金融危機のなかで直接的な影響を受けたが、この収縮が現在の情勢下で外需の低迷を深刻化させた要因と指摘できる。日本の状況を見ると、明らかに貿易信用の収縮が貿易状況悪化よりも先に現れているが、2007年第1四半期以前は、貿易信用の供与は増加傾向にあった。だが、2007年第2四半期以降、資産面の貿易信用の収縮が現れ、こうした傾向は2008年第4四半期も続き、より深刻化している。

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