2009年3月16日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
更新時間:11:20 Mar 16 2009

国産大型航空機プロジェクト、国内入札実施へ

 中国の大型航空機プロジェクトは市場化に向けて絶えず前進している。「北京商報」が伝えた。

 中国商用飛機有限責任公司(中国商飛)は15日、国内の潜在的サプライヤーに向けて大型旅客機「C919」機のプロジェクト入札に関してアンケートを配布した。これにより同機の入札活動が本格的にスタートしたことになる。

 中国商飛によると、このたびのプロジェクト入札の内容は、レーダーカバー、機体頭部、機体前部、機体中部・後部などの機体構造に関する作業の一括請負、および航空機の制御、電気系統、電源、照明、補助動力装置(APU)といったシステム設備に関する作業の一括請負など。中国商飛は大陸部や香港・澳門(マカオ)・台湾地区の潜在的サプライヤーに対し、法的にも財務的にも独立して合法的に業務を進めること、ISO9001認証(または同等の認証)を取得した品質システムを備えること、航空機機体構造や関連のシステム設備の設計・製造力を備えることなどを求めている。

 国が株式を保有する中国商飛は、国産大型航空機プロジェクトの実施主体だ。同公司の金壮竜総経理(社長)によると、国家戦略プロジェクトとして、大型航空機プロジェクトは多くのハイテク産業の発展を牽引し、国内の関連産業のグレードアップを促進する。だが同時に、大型航空機プロジェクトの関連技術には次々と課題が生じるもので、各方面の力を結集しなければならず、試算によれば、部品製造では約半分で海外入札を行わなければまかなえないのが現状だ。C919プロジェクトの開発計画は現在、サプライヤーと協力パートナーを選ぶ段階にさしかかっている。

 北京航空航天大学戦略問題研究センターの王湘穂主任は「航空産業チェーンは長く、大型航空機の国内サプライヤーの入札を通じて、国内企業に利益をもたらすだけでなく、国内製造業のグレードアップも果たすことが可能だ。また雇用機会の増加にもつながる」と分析する。

 大型旅客機の設計士でもある中国商飛の呉光輝副総経理(副社長)はかつて「国内サプライヤーの選択に関しては、国有企業でも民間企業でも、能力があれば採用する。民間企業を重点的に支援して、大型旅客機の産業チェーンに組み込む必要がある」と述べた。実際、中国民間企業はかねてより大型航空機プロジェクトへの参入意欲を示しており、今回のような1機あたり300万個から500万個の部品を必要とする大型航空機プロジェクトの実施は、百万件を超える参入チャンスがあることを意味するといえる。上海の民間企業約70社はすでに、中国商飛との協力展開を求める姿勢を打ち出している。(編集KS)

 「人民網日本語版」2009年3月16日

関連記事
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集
中日経済情報週刊(第17号)[ポスト金融危機時代の日本経済]
中国を巻き込むリストラの嵐
【特集】2009「両会」
【特集】国務院10大産業振興計画
【特集】
ダーウィン生誕200周年
【特集】クリントン国務長官のアジア歴訪

一覧へ


地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古