国産コミューター機「ARJ21」、09年はテスト飛行の年に
中国商用飛行機有限公司は18日、「中国が自主開発したターボファンエンジン搭載の新型コミューター機『ARJ21』にとって、2009年はテスト飛行の年となる。第1機のテスト飛行や実験はすでに始まっており、テスト飛行に向けた各作業は正式にスタートしている」と語った。新華社が伝えた。
新型コミューター機プロジェクトは今年、機番「101」「102」「103」「104」の4機を用いた離着陸実験を進める。そのうち「102」「103」「104」の3機は年内に初飛行を実現する。「101」「102」「103」の3機は西安市閻良区に場所を移し、テスト飛行のための調整を行い、テスト飛行の認可を受ける。同プロジェクトは、幾度にもおよぶテスト飛行や実験を経た後、2010年には耐航性検査を通過し、商用飛行を正式にスタートする予定だ。
ARJ21型機の第1機である「101」機はしばらく前、飛行検査を無事行った。同機にとって初のテスト飛行となり、08年11月28日に初飛行して以来の2回目の飛行ともなった。同機は15日午後3時7分に離陸し、1時間18分にわたって飛行し、午後4時25分に無事着陸した。飛行の最大高度は2882メートルで、最大速度は272ノットだった。今回の飛行のねらいは、飛行機の性能のさらなる検査とチェック。今後も多くのテスト飛行を行い、移動技術が整った後に西安閻良に舞台を移すことになっている。(編集MA)
「人民網日本語版」2009年3月19日中国の国産大型機開発