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更新時間:11:21 Apr 09 2009

対外貿易の人民元建て決済、上海など5市で試験的にスタート

 国務院は8日に常務会議を開催し、上海市と広東省の広州市、深セン市、珠海市、東莞市の5市で、対外貿易での人民元建て決済を試験的にスタートすることを決定した。これにより、これまで国境地域での貿易に限定されていた人民元建て決済が、一般の対外貿易にまで拡大されたことになる。「国際金融報」が伝えた。

 この会議によると、国際金融危機に直面した現在の情勢下で対外貿易での人民元建て決済を実施することは、中国と周辺国・地域との経済貿易関係の発展を推進し、為替レートのリスクを避け、貿易環境を改善し、対外貿易の安定した成長を維持する上で、重要な意義があることだという。

 会議では、国務院の関連部門が関連の管理規定を早急に制定・公布し、人民元建て貿易決済業務の統一した規範化を進め、テスト事業を緩やかに推進することが必要だとされた。

 ▽人民元国際化の第一歩

 人民元が国際決済業務に使用されるようになると、輸出入企業による人民元建ての価格計算や決済、中国国内居住者から中国国外居住者への人民元での支払いなどが認められることになる。また国外居住者が人民元建て預金通帳をもち、国際決済を行うことも認められるようになる。人民元の完全自由両替の実現や段階的国際化に向けた重要なプロセスとして、対外貿易での人民元建て決済テスト事業は注目を集めている。

 復旦大学世界経済研究所の華民所長は「対外貿易での人民元建て決済テスト事業のスタートは、人民元国際化の始まりとみることができる」と話す。

 中国人民銀行(中央銀行)の関係者によると、人民元の国際的地位の上昇は、主として国の経済力や対外開放レベル、および金融市場の発達レベルによって決まる。これらに関して中国自身が努力を重ねなければ、人民元のあるべき価値を保つことはできない。

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