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人民元の国際化に必要な2つの「3ステップ」

 中国はこの半年間、周辺諸国・地域と6500億元におよぶ通貨交換(スワップ)協定を結び、国際貿易における人民元建て決算を試み始め、明らかに人民元の「国際化」の歩調が加速している。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

 「人民元の国際化に向け、2つの『3ステップ』を進めている」。光大銀行の唐双寧・董事長は、2つの「3ステップ」という言葉を用いて人民元の国際化の道のりを描写する。第一に、地域の「3ステップ」。周辺地域で現在人民元を「硬貨」とする状況が現れており、半周辺化が実現している。将来人民元は半周辺化から本格的な周辺化へと発展し、さらには本格的な地域化および半国際化へ、最終的には真の国際化を実現していく。第二に、通貨機能の「3ステップ」。すなわち、決算通貨、投資通貨、準備通貨のことを指す。地域の「3ステップ」と足並みをそろえ、人民元が段階的に周辺諸国の貿易決算通貨から地域的な投資通貨へ、最終的に国際準備通貨となり、世界各国に受け入れられるようになる。

 その一方で専門家は、人民元の国際化は加速しているものの、道のりは長く、少なくともいくつかの関門を乗り越えなければならないと指摘する。

 まず、人民元の国際化の第2ステップ(人民元が地域間の投資通貨となること)を達成する前提として、人民元の両替を自由化しなければならない。現在中国の人民元は経常項目においてのみ両替を自由化しており、資本項目においてはまだ制限がある。これは今後人民元の国際化にとって最大の障害となるだろう。

 また、中国は金融市場を成熟させる必要がある。周辺諸国により多くの人民元建ての金融商品を提供するため、人民元建てのアジア債券市場の発展を後押しし、準備貨幣の機能を形成し金融市場の基礎を固めるため、対米ドル債券市場の過度な依頼を軽減し、国外の人民元保持者に投資機会を作り出す。

 当然、最も重要になってくるのは国力を強めていくことだ。国際情報化協力センターのエコノミスト・哈継銘氏は「強大な通貨の背後には必ず強大で高効率の経済が後ろ盾となっている。経済の大きな起伏に伴い通貨価値も大きな起伏を繰り返す。このため経済の安定した成長も、人民元の国際化にとって重要で先決の条件となる」と話す。(編集KA)

 「人民網日本語版」2009年4月10日

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