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中国の自動車は「鉄くず」? ドイツの衝突実験で厳しい評価

華晨のセダン車「駿捷」

 中国産自動車の欧州市場での販売が再び大きなダメージを受けた。ドイツ自動車連盟(ADAC)は3月末、中国の自動車メーカー・華晨のセダン車「駿捷」に対する衝突実験の結果を公表。衝突実験そのものの結果はまあまあだったが、横滑り防止機構とシートベルト着用アラーム装置の不備のため、「駿捷」の評価は星ゼロ個となった。「北京商報」が伝えた。

 ADACの公式サイトによると、「駿捷(BS4)」は前面衝突実験(時速64キロ、オフセット40%)で9ポイント(16ポイント満点)、側面衝突実験で13ポイント(18ポイント満点)を獲得した。合計22ポイントとなった「駿捷」だが、シートベルト着用のアラーム装置が不足していたために0点という結果となった。

 欧州の自動車衝突安全テスト「ユーロNCAP」は今年2月、評価基準をより厳しくする調整を行い、能動的安全装置への要求を引き上げた。新たな規則によると、横滑り防止機能とシートベルト着用アラーム装置を欠く「駿捷」は0点となる。従来の規則であれば、22ポイントは三つ星(17-24ポイント)に属する点数だ。

 華晨社はこれについて、「オーストリアとオランダ、スイスの3カ国の衝突実験機関が同時に実験に参加したが、いずれも3つ星の評価を与えた。このような大きな違いは、ADACのような民間機構の信頼性への疑いと、実験以外に目的があるのではという疑いを抱かせるものだ」とコメントしている。

 中国の自動車メーカーが衝突実験でのトラブルを経験するのはこれが初めてではない。華晨社の「尊馳(BS6)」は欧州市場に入ったばかりの2年前、ADACの衝突実験で一つ星の評価に終わり、ドイツの現地メディアから「中国からの鉄くず」と笑われた。

 ある消息筋は、「ADACの評価基準引き上げは、海外の競争相手を締め出すために設けられる遠回しの貿易障壁の一つだ。華晨の欧州への輸出は世論の影響ですでに低下している」と指摘する。

 業界関係者はこれに対して、「中国の自動車が欧米市場に入るには、衝突実験のほかにも多くの難題がある。安全装置の面での改善が必要なだけでなく、クオリティーの面でも急速な改善が必要だ」と語る。

 専門家によると、華晨はまず国内市場に立脚し、クオリティーを高める必要がある。「国内市場での安定が得られる前から世界への進出を急いではならない。中国ブランドはまだ、欧州市場への輸出の準備ができていない。これを解決しなければ、自動車の安全・環境保護の高い基準に対する弱点は今後も存続していくことになるだろう」(編集MA)

 「人民網日本語版」2009年4月14日

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