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中国スクラロースメーカー 米337調査で勝利

 人工甘味料スクラロースの製造を手がける中国塩城捷康三リョク蔗糖製造有限公司は8日の記者会見で、同公司が主体的に応訴した英国の食品大手テイト・アンド・ライルと米国の関連子会社に対する訴訟をめぐり、このほど米国国際貿易委員会(ITC)の裁定が下され、最終的に勝訴したことを明らかにした。これは中国が2001年に世界貿易機関(WTO)に加盟して以来、中国企業が「337調査」の対象になることを主体的に要求した初めてのケースであり、また中国企業が同調査で勝利した初めてのケースでもある。「中新網」が伝えた。

 337調査とは、ITCが1930年に可決した「関税法」第337条に基づき、外国産食品に知的財産権の侵害行為がないかどうかを調べることをいう。

 スクラロース(TGS、トリクロロガラクトスロースとも)はショ糖を原料とする新型の人口甘味料で、甘さはショ糖の600倍に達し、世界中で3千種を超える食品や薬品に使用されている。ここ数年来、中国産スクラロース製品の輸出が急速に伸びており、欧米メーカーはこうした動きに注目していた。

 2007年4月、テイト・アンド・ライルは世界のスクラロース市場における独占的地位を保つため、権利の侵害を理由としてITCに中国メーカー3社に対する337調査を実施するよう要求した。塩城捷康はこの調査の対象ではなかったが、ITCが総括的排除命令を下す可能性があることから、主体的に調査の対象になることを申請し、その生産技術に特許権の侵害がないことを証明しようとした。

 その後、ITCは厳密な調査と実証を行い、今年4月6日、世界最大のスクラロースメーカーの一つである塩城捷康は糖業大手テイト・アンド・ライルが主張する米国での特許権を侵害していないとの裁定を下した。米国の規定によると、米国大統領にはITCの最終的な裁決が下されてから60日以内であればこれを否決する権利があるが、6月6日までにオバマ大統領は否決権を行使しなかった。これにより塩城捷康の最終的な勝利が確定した。

 塩城捷康は米国での応訴に約2年間を費やし、訴訟費用は2千万元以上に達した。

 商務部の関係者の指摘によると、多くの案件が物語るように、ここ数年来、米国の337調査プロセスを利用し、競争戦略の手段の一つとする多国籍企業が増えている。今回の案件での勝訴は、中国企業の科学技術革新の意識や知財権保護意識、また法律に基づく権利保護意識の不断の高まりを如実に示すものだ。(編集KS)

 *リョク:「きがまえ」に「碌」の旁

 「人民網日本語版」2009年6月9日

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