2009年6月10日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:09:34 Jun 10 2009

中国はなぜ次のシリコンバレーではないのか?

 米サイト『TechCrunch』に掲載された文章。原題:なぜ中国は「次のシリコンバレー」でないのか

 先週中国から帰ってから、人と話をする中で「次のシリコンバレー」や「シリコンバレーの過去のように」といった言葉が次々と出てきていることに気が付いた。中国は資本市場の中で「泳ぎ」、多くのベンチャー企業を保有しているが、私は中国は次のシリコンバレーとはならないと考えている。実際、中国の状況と私が以前見たものは大きく違っている。

 シリコンバレーは実際は人々が言うような急速な発展をしていない。雑誌の表紙を飾った若い企業家と比較して言うと、多くの企業家は必死に努力し30年の時間をかけてやっと、会社をナスダック市場に上場させることができる。シリコンバレーは数十年かけてやっとベンチャー資本家、弁護士、商業条項など一連の複雑な体系を構築することができた。

 中国が人々を驚愕させているのは、米国企業が数十年をかけてきたことを今、中国が同時に進めていることだ。たとえば、1950年代に起きたテレビ・メディア作業室、ネット企業のバブル、ITインフラの構築、現在のweb2.0やクリーン技術の革新などがそうである。中国の市場規模だけでなく、「旧経済」と「新経済」が互いに影響し合い共に確立する速度、またこういった経済発展の中国全体にもたらすスーパーネットワークの効果も驚異的なものである。

 中国のベンチャー企業は現在自身の、シリコンバレーに似たインフラを構築しているが、それらの企業には着実に発展していくという数十年の期間がなく、これは贅沢と言える。専門家は、中国国内には現在少なくとも200億ドルのベンチャーキャピタルがあり、非公式と本土ファンドなどを考慮した場合、この数字は倍になるとしている。これこそが、中国が「次のシリコンバレー」と称されることだけが、この市場で起きている異常を反映できない原因である。シリコンバレーが中国市場のような状態だったことはなかった。今後10年、中国の混乱により多くの人は多くのお金を失うが、同時により多くの利益を得られる人もたくさんいるだろう。

 中国経済の「馬車」が急速に走り続け、そしてあらゆる方向に向かっている。こういった混乱は害をもたらす可能性があるが、近代の経済史上では唯一無二で、野心にあふれた多くの人もそれを無視できないだろう。これも、多くの西側の企業が中国で2年で成功した後、十数年も事業を続ける原因である。中国は多くの状況下において米国のベンチャー企業を真似ているが、米国企業が中国企業家のビジネス計画の要素を参考にすることを私たちは見るようになると、私は考える。私は10月にまた中国を訪れ、中国語の勉強をする。なぜなら、次世代の表紙を飾る人は英語を話さないかもしれないからである。(作者 サラ・レイシー)

 「チャイナネット」 2009年6月9日

関連記事
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古