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国際金融機関、中国経済の成長予測を引き上げ

 世界的に有名な投資家でクォンタム・ファンドの創設者であるジョージ・ソロス氏は、ここ数日来、中国のいくつかの都市を訪問し、さまざまな場所でスピーチを行っている。ソロス氏は「中国経済はすでに回復に向かっており、今後は予測を上回るペースで成長するだろう」との見方を示した。

 現在、世界経済が底を打ったかどうかについては様々な意見がみられるが、中国経済が回復していることについては、多くの国際的な経済機関や経済学者の間で意見が一致している。中国が国際金融危機に対処するために実施した一連のプランは、国際社会で評価を得ている。

 今月5日、米金融大手シティバンクのビクラム・パンディット最高経営責任者(CEO)はロシア・サンクトペテルブルクで開かれた第13回国際経済フォーラムで「今後の一時期は、中国、インド、ロシアが世界経済の成長に向けたエンジン役となる」との見方を示した。

 国際通貨基金(IMF)のドミニク・ストロスカーン専務理事は取材に応える中で「中国が取った一連の経済刺激措置により勇気づけられた」と話し、次のように述べた。世界的な規模で、余裕のある国が経済刺激措置を取るべきであるとわれわれは一貫して要求しており、中国政府は率先して財政面で力強く迅速な反応を返してくれ、世界経済の一つの模範となった。中国政府が昨年11月に提起した一連の経済刺激プランは、規模が大きく、インフラ建設と国民生活に関する支出に的が絞られており、非常に的確なものだった。中国政府が最近打ち出した医療・衛生対策の増加、雇用機会の創出、税引き下げなどの一連の措置もわれわれは歓迎する。こうした措置は当面の経済の停滞に対処するだけでなく、経済の長期的でバランスの取れた発展の促進にもプラスになるものだ。

 世界銀行のロバート・ゼーリック総裁は今月8日、カナダ・モントリオールで第15回アメリカ国際経済フォーラムに出席した際、「中国経済の回復状況は予想を上回る可能性があり、これは世界経済の危機脱出にとって好材料だ」と述べた。これに先立って世界銀行とIMFとが開催した2009年春季の連合会議で、ゼーリック総裁はインフラ建設投資拡大の重要性を強調するとともに、この方面での中国の成功例を指摘した。ゼーリック総裁は「われわれはインフラ建設投資を拡大しなくてはならない。かつての中南米やアジアでの金融危機では、インフラ建設投資が大幅に削減され、経済発展に長期的なマイナス影響を与えた。だが中国はインフラ投資を拡大して、雇用を創出しただけでなく、今後の急速な経済発展の基礎をうち立てた。こうした投資により中国の経済発展を制約するボトルネックが解決され、生産力が向上した」と述べた。

 これと同時に、中国の経済情勢が徐々に楽観的なものになっているとの判断に基づき、ゴールドマンサックス、瑞銀証券有限責任公司、モルガンスタンレーといった国際金融機関が、09年の中国の経済成長予測を相継いで上方修正した。

 ゴールドマンサックスは09年の中国の国内総生産(GDP)成長率予測を6%から8.3%に引き上げた。その理由として、09年第1四半期(1ー3月)に、特に3月に、中国の実体経済、通貨、貸付金の伸びが同社の予測を上回ったことを挙げる。

 瑞銀証券はGDP予測値を6.5%から7ー7.5%に引き上げた。その理由として、中国政府の経済刺激政策の作用により、国内の経済活動に反転上昇の兆しがみられたことを挙げる。

 モルガンスタンレーはGDP予測値を5.5%から7%に引き上げ、09年第1四半期の経済情勢には予想されたような問題はなく、中国政府の政策の効果が同社の予測を上回ったため、経済は急速かつ一層力強く回復すると予想し、成長率予測値を引き上げたと説明する。(編集KS)

 「人民網日本語版」2009年6月15日

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