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中日経済力比較「日本の優位点は?」専門家が分析

 中国社会科学院(社会科学アカデミー)日本研究所の張季風研究員はこのほど、中国と日本との経済力についての比較分析を行い、「日本は10年にわたる低迷期を経たが、経済成長を推進する資金、技術、人材(労働力)という三つの基本的要素はまったく弱まっておらず、むしろ強まっている部分さえある。国際金融危機が日本経済に与えた影響は非常に大きいが、日本の実力が目立って弱まったということはない」との見方を示した。「経済参考報」が伝えた。

 ▽日本の主な優位点

 (1)単位GDPのエネルギー消費量が世界最少

 2004年に日本が消費した一次エネルギー量は石油換算で4億3千万トンに達し、世界にエネルギー消費量全体の約4.7%を占めた。米国は20億5千万トンで世界最大のエネルギー消費国となり、中国は12億6千万トンだった。一人当たり平均エネルギー消費量を計算すると、日本は米国のわずか49.5%、カナダの40%であり、ドイツ、フランス、英国をも下回る。同年の日本の国内総生産(GDP)は4兆6千億ドルで、世界のGDP全体の約11%を占めた。すなわち同年の日本は、世界の第一次エネルギー消費量の4.7%から世界のGDPの11%を生み出したことになる。

 また同年の日本の二酸化炭素(CO2)排出量は約12億7200万トンで、世界の排出量全体の約4.8%を占め、世界4位のCO2排出国となった。だが国際的な比較によると、日本のCO2排出量は米国のわずか21.7%、ロシアの68%だ。特に一人当たりのCO2排出量や単位GDP(GDP1万元)当たりのCO2排出量では、日本はこうした国をはるかに下回った。単位GDP当たりのエネルギー消費量が少なく、排気ガスや廃棄物の排出量も比較的少ない一方で、省エネ技術は世界のトップレベルにある。こうしたことは日本が今後、世界の環境大国になる上での土台になる。

 (2)対外資産の大国

 日本は30年以上にわたり貿易黒字大国の地位を保っている。03年末の時点で、日本の輸出額は米国とドイツに次ぐ世界3位になった。04年には中国が3位に浮上し、日本は4位だった。06年の日本の対外輸出額は6499億ドルで世界4位となり、順位は下がったものの、日本の貿易黒字は引き続き高い水準にあって04年は1103億ドルに達した。06年は日本円の値下がりなどが原因で680億ドルに減少した。

 06年の政府の移転支出(サービス貿易収支、投資収益、政府支援などを含む)を含む経常収支をみると、日本の貿易黒字は1700億ドルに達し、中国に次ぐ世界2位の黒字国となった。世界1位の貿易赤字国である米国は、経常収支からみた同年の貿易赤字が8567億ドルに上っている。

 現在、日本は世界で唯一の国際収支が黒字の国であり、1981年以来この状態が続いている。07年の対外純資産は250兆円(約2兆5千億ドル)で他の先進国の対外資産を大きく上回り、17年連続で世界最大の債権国の地位を保った。

 外貨準備をみると、06年まで日本はずっと世界一の外貨準備保有国だった。06年には中国に次いで世界2位となり、08年9月現在の保有額は9959億ドルに達した。また日本には半年分の石油の備蓄や、ニッケル、クロム、コバルト、モリブデン、バナジウム、マンガン、インジウム、プラチナ、レアメタルなどの戦略的物資の備蓄があり、実際これらは一種の物資としての外貨準備であり、外貨準備よりも一層戦略的な意義を備えたものだといえる。
 中日経済力比較--中日経済の実力差

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