2009年6月22日    メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:11:12 Jun 22 2009

「金融危機は財産」国家統計局チーフエコノミスト

 国家統計局の姚景源チーフエコノミスト兼報道官は20日、上海市にある上海財経大学で行われた名家(著名人)フォーラムで「中国経済は現在、厳しい情勢に直面しているが、基本的には問題がなく、すでに回復に向かっている。われわれはこのたびの金融危機に感謝するようになるだろう。多くの企業の思考スタイルに大きな変化が生じつつあるからだ」と述べた。「国際金融報」が伝えた。

 ▽経済低迷をもたらす三大要因

 姚チーフエコノミストは中国経済の現在の難局を分析し、経済低迷をもたらす要因を3つ挙げた。一つはこのたびの世界的な金融危機。一つは中国経済自身がかかえる原因、すなわち中国経済の従来の粗放型成長モデルが転換期にさしかかっていること。もう一つは経済発展には周期性があり、中華人民共和国成立以来60年に及ぶ発展と30年にわたる改革解放の時期を経て、経済もまた周期的な調整が必要な時期にさしかかっているということーーの3点だ。

 姚チーフエコノミストはさらに分析を進め、この三大要因は▽中国経済の外部ニーズの減少▽生産能力の過剰が目立つこと▽企業経営が困難に陥り、財政圧力が急激に高まること▽厳しい雇用情勢ーーといった4つの難点を直ちにもたらすと指摘し、「中国経済の現在の困難には外的要因もあれば内的要因もあり、両者がからみあって困難をもたらしている」と述べた。

 ▽危機は財産

 姚チーフアナリストは中国経済の回復の原因を分析すると同時に、「実際には数年後、われわれは今回の危機に感謝することになるだろう」と述べ、その理由を次のように説明した。科学的な発展ということがずっと言われているが、国民経済構造の調整・最適化をはかり、中国経済の持続可能な発展を促進しようとしても、効果は限定的だった。数年前までは少なからぬ企業が粗放型モデルに頼って大きな売上を達成し、低価格で世界に打って出て、数え切れないほどの多大な利益を上げていた。これでは革新を成し遂げる時間もなかったし、革新は余計なこととさえ思われていた。だが現在、危機に直面して、能力向上をはかり、市場を研究しなければ「危急存亡の秋」に立ち向かうことはできなくなった。

 姚チーフエコノミストが少し前に東北地区の企業10数社を視察したところ、どの企業も「いかにして成長モデルを転換させるか」「独自の革新能力を高めるにはどうすればよいか」「産業構造の最適化をいかに進めるか」といったことを考えていたという。こうしたわけで、数年後にこのたびの金融危機に感謝するようになると述べたのだという。(編集KS)

 「人民網日本語版」2009年6月22日

  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古