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皆既日食の経済効果はどれほどか?

 22日、500年に一度と言われる規模の皆既日食が多くの中国人を魅了した。皆既日食が観測された長江流域には早くから世界中の天文愛好者が集まった。最良の観測地とされたいくつかの都市はこれまでにないにぎやかさを見せた。中国で経済が最も発達した長江デルタ地域では、皆既日食が消費ブームに火をつけ、金融危機の季節に天から降ってきた栄養剤となった。「国際金融報」が伝えた。

 専門家によると、皆既日食という珍しい天文現象が中国経済に与えた効果はとても大きく、日食の起こった一日の観光ブームにとどまるものではない。海外を見ても、皆既日食の起こった地区では観光ブームが1年ほど続くのが通例だ。

 今回、中国で日食を観測した人は4億人を超えるとみられる。皆既日食観測のために海外からやってきた人も多い。経済危機で影響を受けた産業や企業にとっては願ってもいないチャンスとなった。

 ある報道によると、上海のシャングリラホテルでは、皆既日食観測を打ち出すことで、1日2200元の部屋が3600元に上昇したという。皆既日食だけで1400元アップしたことになる。このような観光ブームはどれほど続くのだろうか。また経済効果はどれほどの規模になるのか。

 「短期的には、関連観光地と天文分野への消費はブームを続けるだろう。だがこれが長期的な効果を形成することはない」。南京大学商学院の宋頌興教授によると、皆既日食の終了に伴い、消費熱も急速に下がっており、以前の状態に戻りつつある。中国の現在の消費の構造と水準に影響を与えることはない。

 「注意しなければならないのは、現在はちょうど旅行シーズンだということ。関連産業の好転も皆既日食の効果と一概には言えない」。宋教授によると、中国の消費はすでに上昇しつつあり、政府の消費奨励政策の効果も表れてきている。皆既日食のようなトピックで消費熱が高まるのは歓迎すべきだが、大げさな宣伝があることも否定できない。

 業界関係者によると、皆既日食による経済効果が短期的なものであることは確かだが、安徽省の銅陵市のようにこのチャンスを利用し、都市の知名度を上げ、投資環境を改善した例には参考価値があり、予想以上の効果を生む可能性もある。(編集MA)

 「人民網日本語版」2009年7月23日

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