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論評:中米関係は新しい起点から再出発

 第1回中米戦略経済対話が28日にワシントンで閉幕した。今回の対話は、中国の胡錦涛国家主席と米国のオバマ大統領が4月にロンドンで会合した際に達成した共通認識を発端にしている。

 今回の対話は、世界最大の発展途上国と世界最大の先進国が実施した重要な交流として顕著な特徴が現れており、重要な成果を収め、両国関係が新しい起点から再出発することをはっきりと示した。

 非常に重要な中米対話

 今回の対話では以下のような特徴が見られた。

 (1) 広く遠くに着目し、両国ひいては世界に向かい、21世紀に向かう。今回の対話の開幕式の祝辞で胡錦涛主席は、「中米は戦略経済対話を通じて共通認識を拡大し、食い違いを減らし、相互信頼を深め、協力を促進することが双方の共同利益に合致する。そして『積極、協力、全面』を目指す中米関係の発展にプラスになり、世界の平和と安定、発展、繁栄を実現するためにも重要な意義がある」と語っている。

 (2) 対話に参加した両国代表のレベルは高く、代表団の規模も大きい。中国は約150人の代表団を派遣し、中国側の主宰者は、胡錦涛主席を代表して出席した中国国務院の王岐山副総理、戴秉国国務委員で、米国の大臣級役人は12人に上り、米国側の主宰者はオバマ大統領を代表して出席したヒラリー・クリントン国務長官、ガイトナー財政長官だった。

 (3) 議題は多く、両国関係だけでなく地域や世界的な問題もあった。戦略対話では、将来的な両国の提携関係や国際テロ対策、多国間犯罪、核拡散防止など地域や国際的に注目されている問題を検討し、エネルギーの安全や気候変動などの問題についても協議が行われた。経済対話では、全方位的かつ多角的な面から経済発展や経済分野で関心を寄せる問題が示され、中米両国は自信を強め、経済成長を回復させ経済提携を強化するための道を切り開いた。

 対話という新しいメカニズムは歴史的な選択

 この半世紀にわたり中米関係は幾多の曲折を経てきた。2006年からは5回の戦略経済対話を行い、数多くの重要な共通認識を達成し、戦略的な相互信頼を強化した。

 温家宝総理が「自信は黄金や貨幣よりも重要だ」と語っているように、今回の対話の成功は、世界経済の景気回復について人々の自信を高めたことだろう。深刻なダメージを受けた世界経済の見通しはまだ不明だが、経済分野での中米両国の密接な提携や持続可能な成長は、金融危機から抜け出し世界経済の景気を回復させることに非常に重要である。

 今回の対話では以下のような具体的な成果があった。?「第1回中米戦略経済対話の合同プレスリリース」を発表。?オバマ大統領は胡錦涛主席の招請に応じて年内に中国を訪問すると宣言。?中米両軍は各レベルの交流拡大に合意。?両国の教育部門が今回、調印した「中米ワーキングプラン」で、決定した各項目の目標を着実なものにするために両国が努力する。?気候変化やエネルギー、環境協力に関するMOU(メモランダム・オブ・アンダースタンディング)を作成。?来年に北京で第2回の中米戦略経済対話の開催を決定。

 中米関係の趨勢は前向きな発展

 現在の国際環境の中で中米両国の利益は互いに入り混じり、緊密に関係している。そして中米関係は世界情勢の発展に影響を及ぼす。クリントン国務長官は今年2月に演説の中で、米国の未来の平和と進歩、繁栄は、対中関係と緊密に関係しており、「米中関係はアジア太平洋地域だけでなく、全世界の平和と繁栄にとっても極めて重要である」と語っている。

 もちろん伝統文化やイデオロギー、社会制度の面では数多くの違いがあり、社会発展を実現する過程では様々な食い違いがある。しかし中米両国は共に努力して、二国間協力や国際問題をめぐり各レベルの交流、特にハイレベルの対話を頻繁に展開することは、両国関係の良好な発展の勢いを保つために重要な絆としての役割を果たす。

 これはまさに戴秉国国務委員が、「中米の相互影響はこれまでなく頻繁的に行われている。これまでに双方の利益がこれほど緊密で、互恵提携がこれほど広範だったことはなく、中米関係を推し進める力はこれまでで最大である」と語った通りだ。

 中米関係が新しい対話メカニズムの中で交流を維持、強化し、相互理解と信頼を促進すれば、開幕式でオバマ大統領が「この時代に最も重要な問題で、絶えず進展を手にする」と予言したように、両国子孫のために未来の成功へ通じる道を探求し、両国および世界の人々を幸せにすることは予想できる。

 「チャイナネット」 2009年7月30日

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